ホーム > 診療科・部門のご案内 > 脳卒中集中治療科

脳卒中集中治療科

  • 当科では、「脳卒中」専用ホットラインを24時間体制で運用しており、救急隊や医療機関からの連絡に迅速に対応しています。
  • 「断らない医療」を方針に掲げ、多職種が連携して患者さんを受け入れています。また、当直体制は医師2名で行い、神経内科専門医*¹、脳卒中専門医*²、脳神経血管内治療専門医*³が在籍する診療体制を構築しています。
  • 2024年の実績としては、入院患者数904名、t-PAによる血栓溶解療法46件、急性期脳血管内治療91件、慢性期頸動脈ステント留置術20件を達成しており、これは大学病院の中で全国トップクラスの実績です。
  • 急性期や重症例については、救急車から直接ストロークケアユニット(SCU:16床)への収容体制を整え、MRI、CT、X線、血管撮影室、超音波など最先端の医療機器を活用して迅速な診断と治療を行います。
  • 脳梗塞に対する血栓回収療法やt-PA治療、脳出血の治療は当科が担当し、くも膜下出血や脳出血で手術が必要な場合には脳神経外科や救命救急センターと連携して治療にあたります。
  • さらに、ハートブレインカンファレンスを定期的に実施し、心疾患を伴う脳卒中患者へのアプローチを強化しています。
  • 診療においては、頸部血管エコー、経食道心エコー、右左シャント検索、下肢静脈エコー、脳血管撮影、植込み型心電計挿入などを当科で実施し、脳梗塞の原因を診断し、最適な治療法を選択しています。
  • また、急性期からリハビリテーションを開始し、症状が残存する場合には専門のリハビリテーション病院へご紹介いたします。
  • 脳卒中治療は、発症から迅速な治療が後遺症の軽減に繋がることが知られています。突然の言語障害、片側の運動麻痺、顔面の麻痺、視野障害、意識障害など、脳卒中や一過性脳虚血発作が疑われた場合には、迷わず当科にご連絡ください。
  • 患者さんの回復を全力で支援いたします。

  •                            脳卒中集中治療科部長 須田 智

  • *¹一般社団法人日本日本神経学会神経内科専門医
    *²一般社団法人日本脳卒中学会専門医 
    *³特定非営利活動法人日本脳神経血管内治療学会脳血管内治療専門医

catheter_treatment01

catheter_treatment02

catheter_treatment03

catheter_treatment04

stroke_treat_group_pic