脳神経外科

日本医科大学脳神経外科は1964年に創設された伝統ある診療科です。
現在は付属4病院のみで総数約120床、年間手術件数は1700件を優に超えており、都内でも有数な大学脳神経外科教室です。さらに、国内屈指の救命救急科、脳神経内科を始めとした関連する診療科とも緊密な連携をとって診療を行っており、脳卒中、脳神経救急疾患においては、国内有数の施設です。
科の基本方針は「患者第一」であり、治療の必要性とそのリスクを十分ご説明し診療を行っております。
また、4付属病院および関連施設とは毎週の症例検討を行い、共通した診療方針で治療を行い、経験を蓄積しています。また外科医に求められる手術技術の客観的評価では全国大会で優勝者を多数輩出し、その技術が客観的に評価されています。
具体的には下垂体腺腫の世界的権威である寺本名誉教授や頭蓋底外科学会会長でもある森田前教授のご指導による下垂体腺腫、頭蓋底腫瘍に加え、現教授の村井は、脳動脈瘤、くも膜下出血、もやもや病、頸動脈狭窄、脳血管バイパス術、髄膜腫、聴神経腫瘍、顔面痙攣、三叉神経痛、などの症例経験が抱負です。
さらには、手足の痺れ、脊髄・脊椎疾患、てんかんやパーキンソン病、三叉神経痛、顔面痙攣、正常圧水頭症などの機能的疾患までをそれぞれのエキスパートが診療にあたる体制をとって治療しております。
現在。脳動脈瘤、もやもや病、顔面痙攣、三叉神経痛、下垂体腺腫、聴神経腫瘍、髄膜腫の専門外来を行なっています。また脳ドックでの診断内容からさらなる追加検査、手術加療が必要と判断された方からのご相談も積極的にお引き受けしています。特にセカンドオピニオンでは、脳ドックで指摘された脳動脈瘤の治療の必要性、方法についてご説明しております。
脳神経外科領域での、世界的に著名な先生による指導をいただいたものが多数在籍しているのも当教室の強みです。最先端の医療を最善の形で提供できるよう努力いたしております。

脳神経外科　大学院教授　村井保夫