眼科

眼科は外科系として多くの手術を行っているのは言うまでもありませんが、炎症性疾患、緑内障など薬物による長期的治療を要する疾患や、斜視弱視などの機能的異常など、幅広い疾患に対応できる臨床体制を整えています。その一部を下にお示しします。
■手術
多様な網膜疾患に対する低侵襲25ゲージ硝子体手術を多数行っています．白内障手術も多数行っていますが、多焦点眼内レンズにも取り組み先進医療実施施設として認可されています。そのほか、薬物治療で対応できない緑内障や、斜視、涙道疾患など多くの疾患に対する手術が可能です。
■網膜疾患
特に私たちが力を入れている分野です。黄斑前膜や黄斑円孔、網膜剥離、糖尿病網膜症など多様な網膜疾患に対し、硝子体手術を行っています。その他、網膜細動脈瘤破裂や加齢黄斑変性、眼球破裂を含む外傷、増殖硝子体網膜症など最も難治と呼ばれる眼疾患に対す
る硝子体手術にも積極的に取り組んでいます。また近年増加している加齢黄斑変性に対する光線力学療法や網膜静脈閉塞症や糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管症に対する抗VEGF薬治療にも力を入れています。
■炎症性疾患
ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病などの内眼炎のほか、難治性強膜炎や視神経炎など多くの炎症性疾患診療に取り組んでおり、生物学的製剤などによる高度な治療を行っています。
■眼表面疾患
ドライアイ、アレルギー性疾患という頻度の高い疾患に、外科的治療を含めた先進的治療で取り組んでいます。それぞれ専門外来にて対応させて頂きます。

眼科　部長　岡本史樹