抜糸後のケア「きれいな傷のゴールまで」
なんでケアするの?
どんな傷あとも、せっかく形成外科で手術をしたのですから、きれいにしたいものです。
ただ、きれいな傷とするためには、手術・抜糸までが50%、残りの自宅でのケアが50%必要です。
ですので、どんなきれいな手術あとも、放っておくと汚い傷口になってしまいます。
場合によっては、肥厚性瘢痕やケロイドとなってしまうため、トラブルがあった場合、早めの受診をしてください。
ケアの方法
傷は、力がかかることによって悪化します【(「ケロイド」と「ケロイド外来」について)参照】。
きれいな傷に必要なことは、
①創部の固定・安静。
②創部を過度な乾燥や、擦過などの刺激から守ること。
したがって、術後にテープで固定・保護することは、最終的な仕上がりにとって必須の作業です。
抜糸が終わったと安心せずに、最後まで頑張りましょう。
また、テープで、「かゆい」「痛い」「ひりひりする」など、トラブルがあればゲンタシン軟膏™(エルタシン軟膏™)などを塗布し、早めの受診をお勧めいたします。