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形成外科

真性包茎の手術について

 真性包茎の手術

 
 包茎とは、陰茎包皮を完全にめくり亀頭を露出できない状態と定義されます。先天性や後天性の場合があり、後天性の場合は、局所炎症(亀頭包皮炎)または尿道炎や尿路感染症などが引き起こされる可能性があります。また、糖尿病や硬化性苔癬(LS)などの一部の疾患も包茎を引き起こす可能性があります。
 包茎の治療は、患者の年齢や病気の重症度によって異なります。先天性および後天性包茎の両方において、その程度が低い場合に、装具などの保存的治療が選択肢となります。
 ただ、包茎の程度が強い(包皮の先端の包皮輪が狭い)場合、手術が依然としてゴールドスタンダードです。包茎手術は簡単な外科手術と考えられていますが、3.8%の合併症リスクもありますので注意が必要です。
 当院においては、包茎は慢性感染症による浸潤性陰茎癌と強く関連しているため、整容的側面以外に、治療の必要がある状態と判断し、保険適応の手術のみ行っております。適応は真性包茎や、包皮炎を繰り返す嵌頓(かんとん)包茎などが適応であり、仮性包茎の手術は行っておりません。また、小児の包茎に関しては小児外科で取り扱っております。受診を行った後に、仮性包茎との判断で手術非適応となる場合がございますが、予めご了承ください。

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