院内の感染対策についてのお願い(2025年6月2日更新)
当院は、地域の⾼度医療を担う病院として、⾏政機関の要請に応えつつ、医療体制の保持に努めています。院内では、全従業員が基本的な感染予防対策を継続しています。
患者さん・付き添いの方、来訪の方におかれましても、咳エチケット、手洗いや手指消毒、体調確認等について、ご注意をお願いします。
ご不明な点や疑問点がありましたら、遠慮なく従業員にお尋ねください。
外来受診・検査の患者さん、および、お付き添いの方
- 10日以内に、感染症を疑う症状のある患者さんや、感染症患者さんと接触した場合、事前連絡の上、来院をお願いいたします ■ 37.5℃以上の発熱が続いている ■ 咳(せき)やたん、咽頭痛、下痢、発しん、目の充血(赤み)・目やになど、感染症を疑う症状がある
- 咳エチケットへのご協力をお願いいたします
■のどの痛み、くしゃみ、鼻水、せき・たんなどの風邪症状がある方は、マスクを着用してください
- 手洗い・手指消毒にご協力をお願いいたします ■ 石鹸と流水による手洗いと、備え付けのアルコール製剤による手指衛生を励行ください
- 検温、問診へのご協力をお願いいたします ■ 来院前に、ご自身で検温をお願いいたします ■ 感染症を疑う熱や症状のある方は、当院スタッフにお申し出ください 個別にご案内いたします。職員の指示に従ってください ■ 受付での問診票記入にご協力をお願いいたします
- 救急・総合診療センター、中央処置室は、急な病気や状態の悪い患者さんが受診されるため、患者さん、付き添いの方は、マスクの着用をお願いいたします
- 患者さんご自身や周囲の患者さんの状況によって、従業員からマスクの着用をお願いする場合があります
ご入院の患者さん
- 診察や看護ケア・処置・検査を受ける際、病室の外に出る際は、マスク着用にご協力をお願いします。ベッド上(個室の場合、病室内)ではマスクの着用は自由です
- 患者さんご自身や周囲の患者さんの状況によって、従業員からマスクの着用をお願いする場合があります
- 手洗い・手指消毒にご協力をお願いいたします ■ 石鹸と流水による手洗いと、備え付けのアルコール製剤による手指衛生を励行ください
ご面会・ご来訪の方
- 感染症を疑う症状がある場合、面会・来院をご遠慮ください ■ 37.5℃以上の発熱が続いている ■ 咳(せき)やたん、咽頭痛、下痢、発しん、目の充血(赤み)・目やになど、感染症を疑う症状がある
-
10日以内に、感染症を疑う症状のある患者さんや感染症患者さんと接触した場合、事前連絡の上、来院をお願いいたします ■ 37.5℃以上の発熱が続いている ■ 咳(せき)やたん、咽頭痛、下痢、発しん、赤目など、感染症を疑う症状がある
- 手洗い・手指消毒にご協力をお願いいたします ■ 石鹸と流水による手洗いと、備え付けのアルコール製剤による手指衛生を励行ください
-
検温、問診へのご協力をお願いいたします ■ 来院前に、ご自身で検温をお願いいたします ■ 受付での問診票記入にご協力をお願いいたします
-
入院エリアに入る際、マスク着用・手洗い・手指消毒にご協力をお願いいたします ■ 指定された場所での面会にご協力をお願いいたします ■ 病室での飲食・生花の持ち込みはご遠慮ください史 ■ 患者さんご自身や周囲の患者さんの状況によって、面会をご遠慮いただく場合があります ■ その他、病院の定めた面会の方針に従ってくださいますようお願いいたします
- 面会後、2週間以内に感染症に罹患した場合、病院にご連絡ください
-
指定された場所での面会にご協力をお願いいたします
従業員の針刺し等、血液体液曝李露発生時の血液検査のお願い
- 病院では、採血、検査、処置などで血液や体液を日常的に扱っています。医師や看護師・薬剤師・臨床検査技師などの医療者が、誤って患者さんの血液・体液の付着した器具(注射針やメスの刃など)でけがをしたり、直接体液を浴びたりすることがあります。これを血液体液曝露(けつえきたいえきばくろ)といいます。当院は、全ての従業員が常に安全な検査と処置に細心の注意をはらうよう、教育・指導を行っておりますが、十分な注意を払っても、一定の確率で血液体液曝露事象が発生することをご理解ください。
- 血液や体液中には、肝炎ウイルスやエイズウイルスなど、血液を介して人に感染させる病原体が含まれている可能性があります。事象発生時には、患者さんの感染状況を確認し、従業員への適切な対応が必要です。そのためには、患者さんの感染症に関する最新のデータを確認させていただくことが欠かせません。
- 以上の理由から、従業員の血液体液曝露事象発生に際しては、 患者さんに改めて血液検査をお願いする場合がありますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
【血液体液曝露時に行う検査項目】以下の検査費用は病院が負担いたします |
- 本件について、詳細な説明が必要な場合、あるいは、本件に同意いただけない場合は、担当医師または看護師にその意思をお申し出ください。お申し出がない場合は、同意をいただいたものとして対応させていただきます。また、検査を実施した場合の結果を患者さん自身にお知らせすることについては、ご希望をお伺いして対応いたします。
- 何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
海外での医療行為を受けられた方の入院前(時)検査のお願い
海外の地域によっては、抗菌薬の効きにくい病原体(薬剤耐性菌)が日本よりも多く存在することが知られています。海外での医療行為を受けられた方の当院への入院に当たっては、それらの病原体をお持ちになっていないかを検査する必要があります。
病院に入院されている患者さんには、免疫力(体の抵抗力)が低くなっている方や、様々な手術や処置が必要な方がいらっしゃいます。耐性菌は患者さん自身や周囲の環境・器具、衣服等に付着したり、人の手を介したりし、他の方にうつることがあり、周囲の方々への感染を防ぐため、検査結果がわかるまで、必要な感染対策を行います。さらに、薬剤耐性菌を持っていることがわかった場合、感染対策を継続します。
海外での医療行為を受けられた方の入院前(時)検査の必要性についてご理解いただき、検査へのご協力をお願い申し上げます。なお、入院前(時)薬剤耐性菌検査費用は、病院が負担します。
- 海外での医療行為を受けられた方の入院、前(時)検査対象となる病原体 ■ カルバペネム耐性腸内細菌目細菌 ■ カルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌 ■ 多剤耐性アシネトバクター(2剤耐性を含む) ■ 多剤耐性緑膿菌(2剤耐性を含む) ■ バンコマイシン耐性腸球菌 ■ バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌 ■ カンジダ・アウリス ■ その他、渡航先の感染症状況に応じた病原体
- 検査の対象となる患者さん ■ 当院への受診・入院時より過去1年以内に、以下の履歴がある患者さん ■ 海外(どの国かを問わない)での入院歴・手術歴、侵襲性の高い医療行為がある ■ 入院歴を問わず、以下の処置等を受けている ■ 手術や侵襲的処置 ■ 慢性の創傷部やその処置 ■ 透析 ■ 広域抗菌薬の使用 ■ その他、耐性菌保菌リスクの高い状態 ■ 親族や友人の訪問(Visiting friends and relatives:VFR)がある ■ 医療の歴を問わず、高度耐性菌の検出頻度の高い国(南アジア~東南アジア、中東、一部ヨーロッパ地 域、中南米など)への滞在がある ■ その他、病院が検査を必要と認めた患者さん
- 医療スタッフが行う感染対策 ■ 複数の患者さんに接する医療スタッフは、他の患者さんに持ち運んでしまうことを防ぐために手袋・エプロン・ガウン等を着用します ■ 聴診器や血圧計などの器具は個別(専用)化します。また、個室への移動をお願いすることがあります■ 感染対策徹底のため、必要な防護具等(マスク、手袋、ガウン)のイラストを部屋の前に表示をさせて頂くことをご了承ください