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当科の熱傷治療について

当院救命救急科における熱傷診療

当院救命救急科は、1997年より東京都熱傷救急連絡会に第13番目の施設として参画しています。入院から退院まで、手術、集中治療、リハビリテーション、合併損傷や合併症まで、一貫して当施設で治療を担当しています。また院外より経験豊富な熱傷専門医を招聘し手術を行ったり、必要に応じてスキンバンクを活用して治療しています。

当院救命救急科における熱傷統計

最近9年間(2006年〜2014年)の熱傷による入院患者さんは105名でした。
性別では男性70名、女性35名。年齢は乳幼児から高齢者に至るまで、幅広く診療しています。軽快退院は88名、死亡退院は17名(来院時心肺停止5名を含む)でした。受傷原因は火災や自傷行為などによる火炎(火焔)熱傷が最も多く、次いでお湯や油などによる高温液体熱傷、爆発事故などによる熱傷となっています。とくに子供は高温液体による熱傷が特徴的です。

当院救命救急科における熱傷診療成績

熱傷指数(B.I)とは、全体表面積を100%としたとき、2度熱傷部位の面積(%)の1/2と、3度熱傷の面積を加えたものを表します。また熱傷予後指数とは、熱傷指数に受傷時の年齢を加えたものを表します。一般的にB.I≧10は死亡率も高く重症と言われ、
P.B.I≧80は死亡率が高く予後不良とされていますが、当施設ではB.I>20、P.B.I>100で、死亡率が高くなっています。

当院救命救急科における熱傷診療各統計

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