救命救急科
当院救命救急科は、厚生労働省認定の救命救急センターとして、昭和58年3月より多摩市および近隣の重症患者さんを東京消防庁多摩災害救急情報センター、稲城市消防本部などからの要請に基づいて受け入れております。主な対象疾患は緊急治療を要しかつ集中治療管理が求められるような重症外傷、重症熱傷、中毒、心肺停止状態、急性期脳卒中、急性心筋梗塞などの心疾患、消化管穿孔などの消化器疾患、敗血症性ショックなど多岐にわたります。これら重症患者さんに対応するため救急医療と専門的治療の技術を持った医師が揃っています。救命救急センターはその施設の特性上、上記のような患者さんを優先的に受け入れることを使命にしており、常に病床調整などを見直し、一人でも多くの重症患者さんをうけいれるべく努力しておりますが、時として満床や手術中などでお受けできない場合もあります。コロナ禍以前は80-90%台の救急応需率でしたが、2022年は48%まで落ち込んでしまいました。1日も早く以前の応需率まで回復させ、さらにそれ以上の受け入れができるよう努力してまいります。また、ドクターカーによる現場医師派遣により、病院前から適切な治療が開始できるような体制を整えており、多数傷病者発生時や災害対応にも備えてまいります。
救命救急科部長 久野将宗
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日本医科大学多摩永山病院
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