小児科学講座は、血液・腫瘍疾患班、免疫・膠原病班、循環器班、代謝・内分泌班、神経・筋疾患班、アレルギー疾患班、呼吸器疾患班、腎・泌尿器疾患班、消化器疾患班などの診療・研究班があり活発に診療・研究を行っている。

主たる研究内容は、

  • 小児がんの晩期障害の検討
  • 白血病細胞の薬剤耐性機序とその克服
  • 小児の白血病細胞の分子生物学特徴の解析
  • 造血幹細胞のex vivoにおける増幅培養法(人工骨髄)の開発
  • 再生医療への造血幹細胞を用いた細胞・遺伝子治療の基礎的研究
  • 原発性免疫不全症の遺伝子治療への基礎的研究
  • 自己抗体産生機序と組織障害メカニズムの解明
  • 小児関節炎患者における免疫チェックポイント分子群・サイトカイン群の研究
  • 川崎病後の血管リモデリングに対する分子生物学的および遺伝子学的研究
  • 小児における冠循環の評価
  • 先天性代謝異常症に対する細胞・遺伝子治療の基礎的研究
  • 小児糖尿病児および肥満児の代謝動態の研究
  • 小児てんかんの臨床と電気生理学所見・画像所見の検討
  • 新生児・乳児早期の腸内細菌叢とアレルギー疾患発症との検討
  • 小児呼吸音の音響学的解析と臨床応用
  • 小児期腎疾患の臨床および病理学的検討

などである。

上記の研究において多くの業績をあげると同時に、学内外、そして海外の諸施設への留学や共同研究により、遺伝子関連や再生医療などの基礎的研究においてもすばらしい成果を得ている。