眼科学はQOLにおいてきわめて重要な視覚を扱う学問であり、研究内容も多岐にわたる。当教室の主な研究対象は前眼部(角膜・ドライアイ)、眼免疫、糖尿病網膜症、血管新生、等である。
-
角膜分野
角膜上皮・実質創傷治療における蛋白分解酵素の関与、超音波白内障手術の角膜内皮酸化ストレス、涙液分布、リウマチとドライアイの関連、オルソケラトロジーに関連した角膜形状解析等
-
眼免疫分野
角膜移植後の眼内免疫抑制性因子、骨髄細胞の動態、羊膜移植の免疫応答、羊膜由来神経前駆細胞の移植による網膜再生の研究、さらに臨床研究として、内因性内眼炎の臨床統計、自己免疫性内眼疾患の病態関連因子の解析等
-
糖尿病網膜症関連では、効果的な患者管理法を確立するための糖尿病患者のデータマイニング解析等
-
血管新生
マウス網膜血管新生モデルに対する遺伝子導入技術を用いた新生血管抑制、新生血管予防の内科的薬物療法開発の基礎研究等
-
緑内障
失明原因の一位を占める病態の解明と有効な治療法の追求
-
網膜疾患
先進的画像解析技術等を用いた病態解明及び遺伝子治療の研究
他にも、新たな研究スタッフの参加により研究分野は拡大しつつある。