診療内容

肝臓、胆道(胆嚢)、膵臓 ←詳しくはクリック

当院の肝胆膵外科では、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんなどのがん治療をはじめ、胆石症、総胆管結石症、急性膵炎、先天性胆道拡張症、膵・胆管合流異常症などの良性疾患にも対応しております。これらの疾患は診断、治療ともに高い専門性が求められ、当科では、肝胆膵領域の専門医が最新の知識と豊富な経験に基づいて、高度な外科的治療を提供しています。

肝胆膵外科グループの特徴

千葉県内で唯一、肝臓・胆道・膵臓の全ての領域において日本内視鏡外科学会技術認定医が在籍しており、低侵襲手術を安全かつ適切に行っております。特に、技術的な難度が高く厳しい施設基準が定められている低侵襲(腹腔鏡下)膵頭十二指腸切除術においては、2023年度より施設基準を充足し(千葉県内では当院を入れて5施設のみです。)、年間20件のペースで執り行い良好な手術成績を得ております。

日本肝胆膵外科学会高度技能専門医と指導医がそれぞれ在籍しており、複雑で高難度な手術にも的確に対応しております。日本肝胆膵外科学会が定める肝胆膵高難度手術件数は2023年度で70例以上となり修練施設(A)基準(千葉県内で3施設のみ)を遥かにクリアしています。

急性胆嚢炎や胆管炎、(閉塞性)黄疸などの緊急症例は昼夜を問わず必ず受け入れます。救急専門医資格を持つダブルボードの外科医がチームを組んで、迅速かつ適切に対応しております。

④スタッフの高い技術と豊富な経験を活かし、短い手術時間で出血量の少ない効率的な低侵襲手術を執り行っております。これにより、長くお待たせすることのないスピード感を重視した、最適な治療を患者様に提供しております。

上部消化管(食道、胃十二指腸) ←詳しくはクリック

食道では食道がんを中心に治療を行っています。食道がんの治療法は進行度に応じてさまざまで、手術の他に内視鏡的切除、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。また、最近急増している逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニア、食道アカラシアなどの手術には腹腔鏡を用いた低侵襲手術で行っています。
胃十二指腸疾患では胃がんのほか粘膜下腫瘍(GIST)腫瘍に対する治療のみならず、胃十二指腸潰瘍などの良性疾患も扱っています。とくに胃がんの治療においては進行度に応じて標準的な開腹手術はもちろん、腹腔鏡下胃切除術も積極的に導入しております。また、早期胃がん症例には内視鏡的胃粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)も行っています。患者さんの身体と病気の状態を正確に把握し、治療をオーダーメイドで行うことで、より負担の少ない治療を心がけております。

下部消化管(結腸、直腸)←詳しくはクリック

近年、日本の大腸がん患者は増加傾向にあり、罹患数(大腸がんと診断された患者数)は、男性で前立腺がん、胃がんについで多く、女性では乳がんに次いで2番目に多くみられています。また、がんによる死亡者数は、男性で肺がんについで多く、女性では大腸がんによる死亡者数が最も多くなっています。
当院は厚労省に指定された地域がん診療連携拠点病院として、地域における質の高いがん診療を提供する責務を担っており、私たち日本医大千葉北総病院消化器外科 下部消化管グループでは、大腸がんの診療に注力し、あらゆるタイプの大腸がんに対するより専門的なアプローチと低侵襲手術、すなわち体に優しい外科治療の提供を心掛けています。
大腸がん手術においては、がん病巣の切除だけではなく、周囲の所属リンパ節の郭清も行ってがんを根こそぎ取り除く、いわゆる根治的切除をすることで治療成績が向上します。私たちは、がんの根治性を損なわずに、術後のQOL(quality of life、生活の質)に配慮した低侵襲手術を重視しており、小さな傷、創痛の軽減。腹壁破壊を減らし、運動機能を保持、最小限の出血、そして、可能な限り神経や血管を温存した、臓器機能の保持に努めています。そのため、手術は開腹ではなく腹腔鏡下手術を原則としており、2021年からはロボット手術を導入し、積極的に活用することで、より精密な低侵襲手術を行っています。また、がんに対する集学的治療の一環として、内視鏡的治療(消化器内科)、放射線療法(放射線科と併診)および化学療法(抗がん剤治療)にも力を入れており、原発、再発を問わず、全てのステージにおける大腸癌がんに対して、個別性を重視したきめ細やかな治療を提供しています。
なお、私たち下部消化管グループでは、大腸がんに対する低侵襲外科治療のみならず、大腸憩室症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、ストーマトラブル(脱出、ヘルニア)、肛門疾患(痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱)などのさまざまな良性疾患に対する外科治療も行っており、大腸から肛門に至るあらゆる疾患に対応していますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

ソケイ(鼠径)ヘルニア

ヘルニアとは、脱腸と呼ばれ、脚のつけ根(ソケイ部など)が膨らんでくる病気です。原則的には人工の膜(メッシュ)を使った手術が必要となります。手術方法には、従来から行われている『前方到達法』と『腹腔鏡法』の2つがあり、後者は皮膚に1cm弱の小さい傷を3個程度開けることで手術を行います。当科では、ヘルニアで手術を受けられる患者さんの約半数に対してこの『腹腔鏡法』を行っています。

急性虫垂炎

下腹が痛くなる典型的な急性疾患のひとつです。軽度の虫垂炎は抗生物質などで治癒しますが、重症の場合は手術で虫垂を取り除きます。当科では傷が小さい腹腔鏡手術を行っています。

腸閉塞

食べ物や消化液の流れが腸で滞った状態、すなわち内容物が腸に詰まった状態が腸閉塞で、嘔吐・腹痛・お腹が張る、ガスが出なくなるなどが主な症状です。原因には癒着やがんなどがあります。早期に手術を行わないと命に関わる場合もありますので、上記の症状がある患者さんは早めに受診することをお勧めします

診療の質向上への取り組み

当科では、消化器外科領域における最新の医療技術を取り入れ、高度な手術技術と安全管理を実践しながら、患者さんの負担を軽減し、治療成績の向上を目指しています。
診療実績・クリニカルインディケーター

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日本医科大学千葉北総病院

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