解剖学(分子解剖学)
解剖学(分子解剖学)/分子解剖学 瀧澤 俊広 大学院教授 |
人体解剖学は、優れた臨床医師と医学者となるための基盤として、ヒトの体がどの様な構造になっているのかを学ぶ学問です。人体構造の理解を深めることなくして、ヒト臓器の正常な働きの理解、病気の診断治療、ひいては病める人を癒すことはできません。本分野は、顕微鏡を用いてヒト臓器の微細構造を学ぶ分子解剖学と、メスとピンセットで人体を解剖する肉眼解剖学の一部(下肢と骨盤部)を担当しています。臨床を意識した解剖学授業を通して、人体構造の多彩な精妙さの中から真理を見出し共感するとともに、自ら学ぶことの習慣を身につけることを目指しています。解剖学講義実習、研究配属以外にも積極的に学生を受け入れ、学生が形態学の面白さや、基礎医学の楽しさをより深く学べる機会を生み出していきたいと考えています。
解剖学者(あるいは細胞生物学者)を目指す大学院生に対し、研究遂行能力に加えて医学教育に必要な能力を養い、形態学の将来を担う優 秀な人材の養成を目指しています。また、関連病院も含めた臨床部門から研修医・研究生・大学院生を積極的に受け入れ、研究者が必要とする形態学的研究法習得のためのお手伝いをしたいと考えております。