腹腔鏡下手術
歴史・現況
婦人科領域での内視鏡には、お腹の中を観察する腹腔鏡(ふくくうきょう)、子宮の中を覗く子宮鏡(しきゅうきょう)がありますが、その歴史は古く、日本医科大学産婦人科でもすでに1970年頃から盛んに行われてきました。1990年頃から内視鏡手術は技術革新が進み、婦人科のみならず外科や泌尿器科などでも急速に普及してきました。そして腹腔鏡・子宮鏡は共に単なる観察の手段から手術へと大きく変化しました。1994年には卵巣や子宮の手術が保険でもカバーされ、以後めざましい発展を続けています。
特長と問題点・当科の対応
内視鏡手術が患者さんの体に優しく社会復帰を早めることは疑う余地はありません。お腹に大きな傷が残らないので、水着の時も気にならないなど美容上のメリットもとてもあります。しかしその急速な発展は時として深刻な合併症を引き起こしてきました。そのため、学会では技術認定制度や教育制度を導入するなどの対応をしてきました。当科でも安全で確実な内視鏡手術のために術式の工夫や個々の医師の技術向上を図り、(詳しくは各項をご参照ください)、自信をもって内視鏡手術を進められる環境を整えてまいりました。ご質問などありましたらどんどん外来の担当医師にお尋ねください。
お問い合わせ
日本医科大学付属病院
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
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夜間・休日救急外来
TEL: 03-5814-6119
(午後4時00分~翌日午前8時00分・土曜:午後2時00分~翌日 午前8時00分)
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