「長谷川泰ものがたりー医に燃えた明治の越後人」
企 画: 「長谷川泰を語る会」(長岡市新組地区)
まんが: おんだちかこ
発 行: 郷土の偉人 長谷川泰を語る会(事務局)
〒940-0897 長岡市新組町5331-1恩田方
E-mail: taisensei@me.com
2011年3月18日 A5版/128ページ 900円(税込)
本マンガは、新潟県長岡市新組地区の地域コミュニティー事業の一環として制作された御当地伝記マンガである。その構成は、左に記載の雑誌『済生学舎医事新報』を捩った表紙にあるように、第一部越後国から、第二部済生学舎、第三部継がれる心,資料編とからなり、長谷川泰の生涯が分かり易く紹介されている。特に、済生学舎を創設した泰の精神に影響を与えた良寛の教えに始まり、佐倉順天堂での師佐藤尚中、河井継之助との出会いから、北里柴三郎、野口英世、吉岡弥生等の足跡が簡潔に表現されている。泰が明治期に果たした役割や関係した人々、彼が実践した「済生救民」の思想が現在の日本医科大学に受け継がれていることも分かり易く紹介されておりますので、日本医科大学に関係する人々及び明治期の歴史に関心のあるすべての人々および御子様に本書をお勧め致します。
(殿﨑正明)