去る平成26年9月3日午後3時より、本学卒業生で、世界的法医学者であるトーマス・野口先生の名誉博士号授与式及び記念講演会が開催されました。
トーマス・野口先生は1951年本学をご卒業、ローマリンダ大学付属病院を経て61年ロサンゼルス地区検視局に入局。1967年にはロサンゼルス郡検視局検死局長に就任、ロバート・ケネディ上院議員、マリリン・モンローをはじめとして多数の検死を行い、検死・解剖の円滑な遂行に多大な貢献をなされるとともに世界の法医学界をリードしていらっしゃいました。
本学においては特に南カルフォルニア大学との協定締結に献身的にご尽力されるとともに、本学学生の留学に際しての並々ならぬご援助を継続的に授かっております。
ここに本学は長年の野口先生のご功績・ご貢献を称え、日本医科大学名誉博士号を授与することとした次第です。
当日は、トーマス・野口先生を始め、関係者がアカデミックガウンを身にまとい、厳かな雰囲気で式が執り行われ、トーマス先生には名誉博士号学位記が田尻学長より手渡されました。
引き続き記念講演会では、「My Life History and Nippon Medical School―世界を見ながら夢を追う人生―」と題し、先生の思い出の写真を中心に、ご自身の半生また日本医科大学との関わりなどについて熱心にお話いただきました。
日本医科大学では今後も野口先生と継続的にご支援を賜るとともに、学生の交流などを通じて更に関係を深めていく予定です。