2023年12月9日(土)午後1時30分から、日本医科大学・東京理科大学第10回合同シンポジウムが、東京理科大学野田キャンパスで開催されました。
当日は、講演4名、特別講演2名、学生による研究発表7名で、参加者65名となりました。
このシンポジウムは、本学と東京理科大学との連携協力に関する協定に基づき、研究における両校の実質的な連携を目指し、記念すべき10回目の開催となりました。
当日は、東京理科大学の石川正俊学長と本学の弦間昭彦学長による開会の挨拶の後、第1セッションでは主題「次世代の医療へ,次の一手」に沿った4題の講演、第2セッションでは「シンポジウム10周年記念特別講演~さらなる実質的連携へ~」において東京理科大学教授による2題の講演が行われ、第3セッションでは日本医科大学学生による研究配属における研究成果の発表が⾏われました。その後、東京理科大学青木伸教授研究室に配属された柴垣竣弥さんのグループが審査の結果、「日本医科大学・東京理科大学第10回合同シンポジウム 優秀研究賞」を受賞しました。また、東京理科大学学生等によるポスター発表が行われ、最後に東京理科大学の向後保雄副学長、本学の桑名正隆大学院医学研究科長から閉会の挨拶があり、シンポジウムが閉会となりました。
第11回の開催に向けて、より一層の両校の研究協力の発展と相互の特別講演等の実施を目指して進めていきたいと思います。
日本医科大学 弦間学長
東京理科大学 石川学長
プログラムは以下のとおりです。
■第1セッション「次世代の医療へ,次の一手」
座長:日本医科大学 桑名 正隆(大学院医学研究科長)
東京理科大学 早田 匡芳(薬学部生命創薬科学科 教授)
1.日本医科大学 岡本 史樹(眼科学 大学院教授)
演題:人工硝子体の開発と未来の硝子体手術
2.東京理科大学 草森 浩輔(薬学部生命創薬科学科 准教授)
演題:ミトコンドリアを利用した疾患治療法の開発
3.日本医科大学 遠田 悦子(解析人体病理学 教授)
演題:ケモカイン受容体シグナル促進分子FROUNTを標的とした
マクロファージ制御治療薬の実現へ向けて
4.東京理科大学 黄 守仁(総合研究院 講師)
演題:高速ビジョンに基づく知能ロボットおよび人間拡張を目指した
人間機械協調の実現
日本医科大学 岡本先生
東京理科大学 草森先生
日本医科大学 遠田先生
東京理科大学 黄先生
■第2セッション 「シンポジウム10周年記念特別講演~さらなる実質的連携へ~」
座長:日本医科大学 近藤 幸尋(研究部長)
東京理科大学 青木 伸(薬学部生命創薬科学科 教授)
1.東京理科大学 曽我 公平(先進工学部機能デザイン工学科 教授)
演題:近赤外光のバイオメディカル応用
2.東京理科大学 吉田 英一(先進工学部機能デザイン工学科 教授)
演題:人を知り、ロボットを賢く:ヒューマノイド研究を通じて
人間の理解を深める
■第3セッション 第3セッション<成果発表>(ビデオ上映)
ポスター発表の様子
東京理科大学 正面玄関