学生メッセージ
日本医科大学
再受験
合格体験
- Q1. 日医大に進学を決めた理由は?
- 東京大学時代のサークルの先輩も再受験で日医大に進学しており、自由な校風についても話に聞いていました。それに幅広い年齢層の学生を受け入れていること、教授との距離が近いことにも魅力を感じたので、受験を決意。また、医大進学を志した時点で結婚していたので、都内の自宅から通学できるという点も外せない条件でした。
- Q2. 「効果を感じた」オススメの勉強法は?
- 基礎を徹底的に学ぶこと。かつて家庭教師をしていたときの経験から、焦って応用問題や過去問に手を出してもいい結果は得られないということは分かっていたので、基礎固めからスタート。最初は地味な勉強になりますが、基礎をしっかり理解できていれば応用に入ってからもつまずくことがありません。急がば回れ、ですね。
- Q3. 受験勉強の中で「一番苦労したこと」は?
- 大学受験はおよそ10年ぶりでしたが、高校で学んだところは教科書を見直せば思い出して、理解できました。一番苦労したところは、高校生時代に習っていないところ。私はゆとり教育世代なので、新カリキュラムで増えた分野については、動画で授業を受けられるアプリや新たに高校の教科書を購入して独学で身に付けなければなりませんでした。
- Q4. 受験期のストレスと、その対処法は?
- 主人も両親も医大受験に反対することなく、むしろ協力してくれたので助かりました。約1年間、短期集中で勉強しましたが、受験勉強でストレスをためないようにするコツは、時間を区切ってメリハリをつけた計画を立てること。そして、模試が終わった後にはご褒美として外食に行ったりして気分転換をしていました。
- Q5. 日医大を目指す受験生にメッセージを!
- 大学受験は、合格通知を受け取るまで何が起きるか分かりません。いつも模試でいい判定が出ている人でも、油断すると受験本番ではケアレスミスをすることもあります。しっかり実力を発揮できるよう、最後まで油断することなく努力を続けてください。逆に成績が芳しくない人でも、最後まであきらめないようにすれば未来は開けます。頑張ってください!
大学の学び
- Q1. 授業で「最も印象に残っていること」は?
- 生物学や物理学、化学などは高校でも学びましたが、大学では医学・医療への応用という視点を持って学べるのが新鮮です。また、医学は最先端の分野であり、いろんなことが解明されているというイメージがありましたが、実際に学んでみると未解明なことが多くて驚かされました。学べば学ぶほど、生命の神秘の奥深さに気づかされ、感銘を受けます。
- Q2. 今年度の勉強における目標は?
- 来年度からは基礎医学の学びが始まるので、それに備えて生命科学の基礎知識をしっかり身に付けておくことが目標です。最初の大学生活のときは勉強よりも遊びのほうが楽しくなってしまうこともありましたが、今は一つ一つの学びに重みが感じられます。昔は触れるのも嫌だったカエルの解剖だってできるようになりました。明確な目標があると、人は変われるんですね。
- Q3. 将来、どのような医療人になりたい?
- 数理情報工学や公共政策学を学び、商社で働き、医学の道へ。さまざまな学びやビジネスの現場を体験してきましたが、いつも根底にあるのは「社会に貢献したい」という想いで、それは今も変わりません。将来は臨床医として病気や患者さんと向き合うだけでなく、これまでに身に付けてきたことも活かしながら、社会に貢献できる医療人になりたいです。
キャンパスライフ
- Q1. クラブ・サークルには、入っている?
- 今は1年生ということもあり、広くアンテナを張っていろんなクラブ・サークルに所属しています。ダンス同好会で気持ちよく身体を動かしているほか、東洋医学研究会で西洋医学とは異なる視点から人と病を見つめたり、国際医学生連盟(IFMSA)で世界中の医学生と交流したり、数理医学研究会で理数工学と医療の接点を探ったり、「やりたい!」と思ったことは何でも積極的に挑戦しています。
- Q2. キャンパスの中のお気に入りの場所は?
- 武蔵境キャンパスのラウンジや図書館が気に入っています。毎日たくさんの課題が出されるので、放課後に同級生と一緒に勉強することが多く、グループで相談しながら勉強したいときにはラウンジで、静かに集中したいときには図書館で課題に取り組んでいます。また、武蔵境キャンパスでは日本獣医生命科学大学の学生とも交流できるので、刺激になります。
- Q3. 同級生や先輩・後輩との人間関係は?
- 医師は多くの人と連携を図り、協力しながら患者さんを救うのが仕事。だからでしょうか、医師を志して集まった同級生は団結力が強く、全員揃って進級しようという雰囲気が自然とできあがっています。また、先輩・後輩、年齢の違いなどもまったく障害になりません。みんなの距離が近くて、学生同士、また先生や卒業生を含めて自由に情報交換できる環境です。
プロフィール
緒方 陽帆
東京都・私立桜蔭高等学校出身
東京大学工学部で数理情報工学を研究した後、視野を広げるべく公共政策大学院に進学。1年間のパリ政治学院への留学も経て総合商社に就職。医学に基づいた社会貢献をしたいという想いから医大受験を決意した。