感染予防に係る検査及び予防接種について
医学部学生は、実習中に不特定多数の人々と接する機会があり、一般の方より感染症に罹患する高いリスクを有します。一度感染すると、自身の健康を損なうだけではなく、正課・課外活動を通じ学内感染を起こしたり、また通院もしくは入院中の抵抗力の弱い患者さんへの院内感染を起こすことになりかねません。
このため、本学では、皆さんの感染予防を目的として、第1学年で、下記の検査及びワクチン接種を実施しています。
抗体陰性者は本学では日本環境感染症学会の「医療関係者のためのワクチンガイドライン」に準じたワクチン接種を行っています。
本学では感染予防の立場から、定期健康診断に加え、上記感染症に対する予防接種を完了していない学生の臨床実習(病院実習・BSL)への出席は認めていません。学内での接種を受けなかった場合は予防接種証明書(本学書式、各医療機関のものでも可)を必ず提出してください。
但し、アレルギー等により予防接種が出来ない人は、予め書面で申告してください。
このほか、全学年の学生を対象に、毎年11月頃にインフルエンザ予防接種を実施しています。(希望者のみ。但し、インフルエンザが流行する時期に臨床実習を実施する第4学年及び第5学年は原則全員接種。費用は大学負担)
本学の正課の海外臨床実習(BSL)では、各実習大学毎に下記の予防接種を受けられることを推奨しています。海外BSLへの参加が決まった方は、申請書類の手続きの際に予防接種の申し込みをお願いします。
南カリフォルニア大学
DT(国産ワクチン)、Td(国産ワクチン)
ジョージ・ワシントン大学・デンバー保健病院局・ハワイ大学・中国医科大学
なし
チェンマイ大学・タマサート大学
A型肝炎,日本脳炎,DT・狂犬病(国産ワクチン)
他のNGOによる海外医学実習やボランティアに参加する場合は、渡航地域に応じ厚生労働省検疫所(FORTH)や外務省の推奨する予防接種 や医療準備をお勧めします。学内でも付属病院と提携し、ワクチン接種を行っていますので、教務課を通じて申し込みをお願いします。
※Td,狂犬病,腸チフス等の輸入ワクチンを希望する場合は、トラベラーズクリニックをご紹介しています。