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アレルギー診療について

当科では、アレルギー専門医(2名)を中心に診療を担当し、適切な診断・治療・生活指導を行っています。特に、食物アレルギーについては、積極的に食物負荷試験を行い、正確な診断のもと、不必要な食事制限を避けながら、食べられるものを増やしていくことを目指します。また、アナフィラキシー発症時の対応として、エピペン(アドレナリン自己注射薬)の使用方法やタイミングを、ご本人やご家族と繰り返し練習し、いざという時に迷わず適切に対応できるよう指導しています。そのほか、アトピー性膚炎の外用指導、喘息コントロール、スギ花粉症やダニアレルギーに対する舌下免疫療法などを通じて、お子さま一人ひとりに合ったケアを提供しています。
近年、アレルギー治療の選択肢が増え、小児でもバイオ製剤も使えるようになりました。これは、アレルギーの原因となる特定の物質の働きを抑える薬で、必要な部分にピンポイントで作用するのが特徴です。これまでの治療をきちんと行っても改善がない場合の新たな選択肢として検討できます。木の実類アレルギーの増加、成人への食物アレルギーのキャリーオーバーなど新たな問題もありますが、「アレルギーがあるから〇〇できない」ではなく、「できることを増やしていく」ことを大切に、一緒に伴走していきます。

 

アレルギー1

アレルギー2

木の実アレルギーが増えています!

ナッツ類(クルミ・カシューナッツなど)のアレルギーは、近年増加傾向にあります。これらは重症化することもあるため、適切な診断と管理が重要です。

✅ 「ナッツ=すべてダメ」ではありません!
個々のアレルギーを正確に診断することで、食べられるものを明確にしていくことが大事です。アーモンドやココナッツなどは洋菓子にパウダーで使用されていて気付かず食べていることがあります。クルミもソースやドレッシングに入っていることがあります。カシューナッツとピスタチオ、クルミとペカンナッツの間には強い交差抗原性があり、きちんと診断を受けるまではどちらかに反応する方はもう一方も除去しておくと安全です。

✅ピーナッツは豆類であり、木の実類とは異なる食材です。