病院長あいさつ
高度に先進的な医療を地域医療に活かす病院を目指して
令和6年4月より病院長に就任しました牧野でございます。当院は昭和52年に開院して以来はや47年が経ち、院長は私で10代目となり、多摩地区で約半世紀の間、地域の皆様方と共に歩んでまいりました。
当院の特徴として、高度急性期病院に位置づけられ、緊急な状況に対応する救命救急センターや集中治療室を備え、心疾患や脳血管疾患に対するカテーテル治療、緊急脳外科手術に対応しております。また災害拠点病院でもあり、いつ起こるかわからない災害時における医療救護活動の拠点となる病院でもあります。さらに東京都がん拠点病院であり、消化器、呼吸器、泌尿器、婦人科臓器がんの手術、薬物治療(抗がん剤を含む)、放射線治療を総合的に行える施設です。最近の大きなトピックとしては、南多摩地域ではまだ少ない、ダヴィンチによるロボット支援下手術を導入した施設であります。令和5年より前立腺、直腸、食道がんの手術、令和6年に入り、結腸、腎臓がんの手術をスタートし、地域一の手術件数となっており、また肝臓、胃がんのロボット支援下手術もまもなく開始いたします。このような高度に先進的な医療を地域医療に活かし、都心まで通わずとも、安心して医療を受けていただける努力を惜しみません。
当院は、かかりつけ医の先生方と連携し、急性期など必要な際には当院の医療を受けていただき、通常の慢性疾患に関しては、かかりつけ医の先生方に診ていただくという、地域全体で医療を行うようにします。地域の皆様の健幸の拠点として、安全で良質な高度医療を引き続き提供できるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。
日本医科大学多摩永山病院
院長 牧野 浩司