シナジス外来(季節限定)

早産・未熟児で生まれた方・先天性心疾患(心臓病)・免疫不全・ダウン症候群の方を対象として、毎年9月から翌年4月までのRSウィルスが流行する時期に季節限定でシナジス注射を行っています。連携病院・他の医療機関で生まれたお子様の紹介を積極的に受け入れ、当院で注射を行います。
RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)感染による重篤な下気道疾患の発症抑制のため下記の新生児、乳児、幼児の方が対象となります。

RSウイルス感染流行初期において

  • 在胎期間28週以下の早産で、12ヵ月齢以下の新生児および乳児
  • 在胎期間29週~35週の早産で、6ヵ月齢以下の新生児および乳児
  • 過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた24ヵ月齢以下の新生児、乳児および幼児
  • 24ヵ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児および幼児
  • 24ヵ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
  • 24ヵ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児

早産、未熟児で生まれた方のための「シナジス外来」は、曜日限定で午後に行っております。毎月1回注射のために外来を受診していただきます。外来での待ち時間をできるだけ短縮するため予約制で行っています。詳細はお電話でお問い合わせください。
シナジスは細い注射針を用いて、大腿部に毎月1回、注射部位をかえて注射を行います。体重により注射量が決まりますので、体重が増えますと、注射量も増えます。

シナジスはRSウイルス感染によって生じる重篤な肺炎などの予防をし、幼い赤ちゃんを秋から春にかけての寒い季節の期間守ってくれます。
RSウイルスにいったんかかると、感染後にはゼーゼーするような喘鳴を繰り返すこともあります。とくに、兄弟の多い方や、保育園に入られる方はRSウイルスにかかりやすくなるため注射をおすすめしています。33週から35週でお生まれになった方で、出生した病院でシナジス注射をすすめられない方でも、希望者は当院で積極的に注射をお引き受けします。どうぞ予約しておこしください。お待ちしています。

里帰り出産や、他院のNICUで生まれたお子様も当院でシナジス注射を受け、乳児検診は通常どおりに出生した病院のフォローアップ外来などでお受けになることができます。
注射に関わる費用は毎回健康保険でまかなわれます。とくに都内23区内にお住まいの方で乳幼児医療証をお持ちの方は、乳幼児医療証が個人の負担額をカバーします。
シナジス注射は、三種混合、BCG、ポリオなどのワクチン接種の予定に影響を与えませんので、それらを予定通り受けることができます。ご安心ください。

お問い合わせ

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日本医科大学付属病院

〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
TEL: 03-3822-2131(代表)

夜間・休日救急外来
TEL: 03-5814-6119
(午後4時00分~翌日午前8時00分・土曜:午後2時00分~翌日 午前8時00分)

※休日(日曜・祝祭日、年末年始(12月30日~1月4日))、創立記念日は24時間対応しております。

私設サイト

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