院内がん登録実績
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最終更新日:2024年8月6日
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(前回更新日:2023年10月18日)
診断年別男女別登録件数(全登録数)(2008年~2022年)
- 2022年診断症例は3,354件であった。前年と比較すると25件減少し、2008年と比較すると1,184件増加している。
- 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け減少があったと予想される。
全国・東京都別集計登録総数経年比較
(がん診療連携拠点病院等(成人)(2018年~2022年)
- 集計登録数:2022年は全国801,452件、東京都88,527件、当院3,354件であった。2021年は全国786,551件、東京都88,454件、当院3,379件であった。前年より全国は14,901件(1.9%)増加、東京都は73件(0.1%)増加、当院は25件(0.7%)減少となった。
- 男女別登録割合:5ヵ年を通して全国、東京都、当院ともに女性より男性の登録数の方が多い。女性の登録数は5ヵ年を通して全国、東京都は割合が増加傾向であるが、当院は減少傾向にある。
全国・東京都別集計登録数(がん診療連携拠点病院等(成人)(2022年)
※ 症例区分80を除く
- 登録数が一番多い部位は、全国と当院は大腸となっており、東京都は乳房となっている。
- 上位5位の部位は全国、東京都、当院ともに大腸、肺、乳房、胃、前立腺である。
- 大腸の登録数割合が、全国13.5%と東京都13.0%であるのに比べ、当院は18.4%と多くなっている。
- 甲状腺の登録数の順位は、全国20位と東京都は19位であるのに比べ、当院は6位に位置し、登録数の割合も、5.0%と多くなっている。
東京都施設別集計登録数(がん診療連携拠点病院等(成人)(2022年)
※症例区分80を除く
- 2022年診断症例登録数は、3,309件であった。
- 東京都のがん診療連携拠点病院の中では9番目に多い登録数であった。
診断時年齢階層別集計登録数(2022年)
- 男性、女性ともに70~74歳の登録数が一番多くなっている。
- 男性、女性ともに65歳~69歳と70~74歳の登録数を比べると100件近く増加している。
- 両者とも年齢が高くなるにつれて増加傾向にあり、増加開始の25~29歳から比べるとピークである70~74歳までに、男性は300件、女性は200件以上増加している。
部位別性別集計登録数(2022年)
- 登録数の多い大腸、肺、胃は男性が多い。
- 甲状腺の登録数は女性が男性の3倍以上多くなっている。
- 甲状腺以外は、全体的に男性の割合の方が多い部位が大半であった。
症例区分割合年次推移(5か年)(2018年~2022年)
- 自施設診断・自施設初回治療開始の患者さんが増加傾向にある。
- 2018年に比べ、他施設診断・自施設初回治療開始の割合が3.9%減少している。
発見経緯割合年次推移(5か年)(2018年~2022年)
- 検診・健診等での発見は、2019年と同等まで増加しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の状況が戻ってきているといえる。
- 他疾患経過観察中の発見は、前年より1.3%の増加をしている。
来院経路別割合年次推移(5か年)(2018年~2022年)
- 自主受診は、2020年は3.6%と一番低く、2021年には4.6%と増加しており新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が考えられる。
- 他施設からの紹介受診は、前年の2021年よりも0.9%増加した。5年間を通して、他施設の紹介受診が全体の半分以上を占める結果となった。
院内がん登録全国集計 全国・東京都別治療前ステージ割合(2022年)
※症例区分80を除く
※登録件数の多い順に標記
- 乳癌では、治療前ステージの80%以上がⅡ期となっている。
- 全国、東京都、当院ともに胃癌と甲状腺癌では、治療前ステージの60%近くがⅠ期となっている。
- 前立腺は全国や東京と比べ当院はほぼ変わらない割合となっている。
- 全国や東京都に比べ当院の肝細胞癌や膀胱癌では、治療前ステージⅡ期以上の割合が多くなっている。
<大腸癌>
<乳癌>
<肺癌(非小細胞癌)>
<胃癌>
<前立腺癌>
<甲状腺癌(乳頭・濾胞癌)>
<膀胱癌>
<肝細胞癌>