小児心疾患手術

当院では心臓血管外科開設以来、先天性心疾患の手術にも力を注いできております。近年では手術時期の低年齢化に伴い、新生児から乳児期での手術が多くを占めるようになりました。疾患としては、心室中隔欠損症やファロー四徴症といった疾患を中心に体外循環を使用した根治術を行っていますが、フォンタン手術或いはTotal Cavopulmonary Connectionと呼ばれる手術のように姑息的手術を含んだ段階的手術治療が必要な疾患も積極的に行っております。さらに当施設の大きな特徴として川崎病の冠動脈疾患に対する外科治療があります。冠動脈形成術など新しい術式を考案して発表しており、世界から高い評価を得ています。そして最近ではこうした手術における死亡例はほとんど見られなくなっています。
当施設では日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本小児循環器学会の3学会が立ち上げた先天性心疾患手術症例のデータベース作りにも参加しており、積極的に学会活動を行っています。又、研究面では文部科学省からの科学研究費を受け、未熟心筋保護に関する基礎実験を中心に臨床と平行して精力的に活動しています。その内容はこの分野の世界的権威ある雑誌に複数掲載されており高い評価を得ています。

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日本医科大学付属病院

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「心臓血管外科」

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