研修管理委員長挨拶

研修管理委員長挨拶

医師臨床研修制度による研修先病院を検討中の医学生の皆さん、こんにちは。日本医科大学千葉北総病院の医師臨床研修HPにお目通しいただき、ありがとうございます。

本院は、日本医科大学の4つの付属病院の一つであり、千葉県北中部、千葉ニュータウンの東端、電車で都心からは約40分、成田空港までは約20分の距離の“suburban”~“subrural”な地域に位置しています。都心から離れているためか、あるいは広い敷地内にあるためか、他の3病院に比べて少し違った雰囲気(家庭的? 叛骨的?)を持っており、大学病院でありながら地方の市中病院としての性格も持ち合わせる中間的な病院です。

昨今、医療界では「技術の進歩による高度医療」と「高齢化に伴う地域医療」の2極化が進んでいることが伺えます。それに伴う形で、大学病院での研修は、先進的で高度な診断と治療が必要な患者さまに接することが多くなります。一方で、市中病院での研修は、地域に密着して一般的な疾病を持つ患者さまを沢山診察することになるでしょう。このような病院の2極化に影響され、研修先によって臨床研修も2極化してしまうことは好ましいことだとは思いません。
このような考えに基づき、当院では次のようなコンセプトを持った臨床研修プログラムを準備しています。

  1. 立地条件を利用した、2極化しない初期研修
  2. 病院の特徴を活かした、「急性期病態」に焦点を当てた1年目のローテート研修
  3. 新内科専門医制度に対応し、初期研修中に幅広く数多くの症例を経験できる研修
  4. 将来の希望を考慮した、幅広い選択ができる2年目のローテート研修

コンセプトの詳細な説明は「研修プログラム内容」をご覧下さい。

当院では、厚生労働省の意目指す医師臨床研修の目的を堅持しつつ、病院としての特色を持ち、かつ可能な限り研修医の希望も優先できるような研修プログラムを持っていると自負しています。私たちのプログラムに少しでも興味があれば、遠慮なく質問し、見学に来てみて下さい。
皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

日本医科大学千葉北総病院
研修管理委員会
委員長