診療内容

専門外来

アレルギー外来

対象となる病気は、気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の診療を行っています。アレルギー外来では抗原（アレルゲン）検査を血液・皮膚反応で行い、病気の治療の他、除去食の指導、診断・除去解除のための負荷試験なども行っております。食物アレルギー（卵）児の予防接種も行っており、季節性アレルギー性鼻炎（スギ花粉症）、通年性アレルギー鼻炎のお子さまを対象に舌下免疫療法も行っております。

呼吸器外来

対象となる病気は気管支喘息、長引く咳や繰り返す肺炎、生後間もなくしてゼーゼーする先天性喘鳴などの先天性呼吸器疾患、習慣性いびき・睡眠時無呼吸症などです。外来で肺機能や呼気中一酸化窒素（NO）濃度測定検査を行っています。

循環器外来

対象とする病気は先天性心疾患、心雑音、不整脈、川崎病などの後天性心疾患です。マスターダブル負荷心電図、心エコー、24時間ホルター心電図などの検査が可能です。

腎臓外来

学校集団検尿で発見される尿異常、急性および慢性の腎臓病、先天性尿路奇形などが対象となる病気です。検査では、腎・膀胱エコー、膀胱造影、排泄性尿路造影、レノグラムが可能です。

内分泌・代謝外来

小児糖尿病、肥満を中心とした代謝疾患・低身長症・甲状腺疾患などの内分泌疾患全般に対して診断・治療を行っています。成長ホルモン治療の適応があるかどうかを判定する検査入院は3泊4日で実施しています。

シナジス外来

早産で生まれた方・先天性心疾患・ダウン症候群・免疫不全の方を対象として、RSウイルスが流行する時期に、毎月１回のシナジス注射を行っています。RSウイルス感染症には有効な治療薬がないためシナジス注射で「かからないように予防する」ことがもっとも大切です。シナジスの効果は約1ヶ月で、流行期（最近の東京は６月から１2月頃までの間に概ね7回）毎月投与する必要があります。
ワクチンではありませんので、他の予防接種との間隔を考慮する必要はありません。
里帰り出産や、他院のNICUで生まれたお子様も当院でシナジス注射を受けることが可能ですのでご相談ください。

対象となる方

RSウイルス感染流行開始時に
・在胎期間28週以下の早産で、12ヵ月齢以下の新生児および乳児
・在胎期間29週～35週の早産で、6ヵ月齢以下の新生児および乳児
・過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症（BPD）の治療を受けた24ヵ月齢以下の新生児、乳児および幼児
・24ヵ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患（CHD）の新生児、乳児および幼児
・24ヵ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
・24ヵ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児

新生児フォローアップ外来

月曜日：
当院のNICUの卒業生、他院からの早産のフォローアップのご紹介を受けて、主に発育発達を診ています。
水曜日：
新生児期、１か月健診での体重増加が気になるお子さんを主に診ています。