手術・治療・検査の待機期間について
当院を受診されて、手術の方針が決定してから手術までにお待ちいただくおおよその目安を診療科別に提示します。
この情報はあくまで目安ですので、諸条件により実際の診療がこのとおりに実施されないことがあることをご了承ください。
消化器外科
対象疾患等 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
食道がん | 胸腔鏡下食道切除術 |
2週~ 2ヶ月 |
表在がんで病理診断済の際は2週間で 可能です。 進行がんは術前3コース化学療法後の 手術となります。 |
胃がん | 腹腔鏡、開腹胃切除術 | 2~3週 |
病理診断されていれば最短2週間で 手術可能です。 |
食道裂孔ヘルニア | 腹腔鏡手術 | 2~3週 |
手術適応があり、臓器機能で耐術可能 であれば2週間で手術可能です。 |
食道アカラシア | 腹腔鏡手術 | 2~3週 |
手術適応があり、臓器機能で耐術可能 であれば2週間で手術可能です。 |
食道・ 胃粘膜下腫瘍 |
胸腔鏡、腹腔鏡手術 | 2~3週 |
手術適応があり、臓器機能で耐術可能 であれば2週間で手術可能です。 |
肝臓がん | 開腹、腹腔鏡手術 | 2~4週 |
手術適応があり、臓器機能で耐術可能 であれば2週間で手術可能です。 門脈塞栓術など術前処置が必要な場合に は、4週間以上かかることもありますの で、改めてご相談させていただく可能性 があることをご了承ください。 |
胆道がん | 開腹、腹腔鏡手術 | 2~4週 |
門脈塞栓術や減黄処置などが必要なこと がありますので、手術時期については改 めてご相談させていただく可能性がある ことをご了承ください。 |
膵臓がん・ IPMN |
開腹、腹腔鏡手術 | 2~4週 |
癌の場合は化学療法や放射線療法 などの補助療法を施行することが あるため、手術時期については 改めてご相談させていただく可能性 があることをご了承ください。 |
結腸・直腸がん | 開腹、腹腔鏡手術 | 2~3週 | 病理診断済の場合は2週間で可能です。 |
胆石症・ 胆嚢ポリープ |
腹腔鏡手術 | 1~3週 |
手術適応があり、臓器機能で耐術可能 であれば2週間で手術可能です。 |
ヘルニア | 腹腔鏡手術 | 1~3週 |
脳神経外科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
良性脳腫瘍 | 脳腫瘍摘出術 | 10日 | 緊急手術もあり得ます。 |
悪性脳腫瘍 | 脳腫瘍摘出術 | 10日 | 緊急手術もあり得ます。 |
転移性脳腫瘍 | 脳腫瘍摘出術 | 3~5日 | 緊急手術もあり得ます。 |
未破裂脳動脈瘤 |
クリッピング、 コイリング |
14日 |
話し合い、説明期間が長くなります。 緊急も可能。 |
脳梗塞 | 脳血管バイパス術 | 14日 |
話し合い、説明期間が長くなります。 緊急も可能。 |
頸動脈狭窄症 | 頸動脈内膜摘出術 | 14日 |
話し合い、説明期間が長くなります。 緊急も可能。 |
正常圧水頭症 | シャント術 | 14日 | 高次機能、歩行検査に時間を要します。 |
整形外科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
手・肘の疾患 | 疾患に応じて | 1~3週 |
患者さんの病状によって手術日程を調整 しています。 |
大腿骨近位部骨折 |
人工骨頭置換術 または骨接合術 |
3日~1週 |
患者さんの病状によって手術日程を調整 しています。 |
変形性股関節症 変形性膝関節症 |
人工関節置換術 | 3~4週 |
患者さんの病状によって手術日程を調整 しています。 |
腰部脊柱管狭窄症 胸腰椎圧迫骨折 腰椎椎間板ヘルニア 頚椎椎間板ヘルニア 頚髄症 その他の脊椎疾患 |
疾患に応じて | 3~4週 |
患者さんの病状によって手術日程を調整 しています。 |
その他の外傷 | 疾患に応じて | 1~2週 |
患者さんの病状によって手術日程を調整 しています。 |
眼科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
白内障 | 白内障手術 | 1~3週 |
患者さんの病状によって多少前後する場合が あります。 |
緑内障 | 緑内障手術 | 1~4週 |
患者さんの病状によって多少前後する場合が あります。 |
眼瞼疾患 | 眼瞼手術 | 1~4週 |
患者さんの病状によって多少前後する場合が あります。 |
網膜硝子体疾患 | 網膜硝子体手術 | 1~3週 | 緊急の場合は病状に応じた対応を致します。 |
女性診療科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
子宮良性疾患 (子宮筋腫等) |
子宮筋腫核出術、 子宮全摘術など |
4週 |
開腹、腹腔鏡ともに4週間程度です。 緊急の場合は病状に応じた対応を致します。 |
卵巣良性疾患 |
卵巣のう腫摘出術、 付属器切除術など |
4週 | |
悪性腫瘍 (子宮、卵巣) |
悪性腫瘍手術 | 4週 | 術前検査期間を含め約4週間程度です。 |
皮膚科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
粉瘤 | 皮膚良性腫瘍切除術 | 1~2週 | 炎症のない場合です。 |
色素性母斑、 脂漏性角化症等 |
皮膚良性腫瘍切除術 | 1~2週 | |
基底細胞癌 有棘細胞癌 |
皮膚悪性腫瘍切除術 | 1~2週 | 皮膚生検で診断が確定してからの期間です。 |
泌尿器科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
膀胱癌 | 経尿道的膀胱腫瘍切除術 | 2週程度 | |
膀胱癌 | 開腹膀胱全摘術 | 3~4週 | |
腎臓癌 | 腹腔鏡下手術 | 4週程度 | |
腎臓癌 | 開腹根治的腎摘出術 | 4週程度 |
進行例では早目の対応をすることも あります。 |
前立腺癌 | 前立腺全摘術 | 4週~ |
高悪性症例は早目の対応をすることも あります。 |
尿路結石 | 内視鏡下手術 | 1~2週 | |
尿路結石 | 体外衝撃波手術 | 即日 | |
前立腺肥大症 | 内視鏡下手術 | 1~2週 | |
前立腺癌疑い | 前立腺生検 | 1~2週 |
呼吸器外科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
原発性肺癌 | 肺葉切除等 | 2~3週 |
病状によっては、より短期間で手術が 行えるよう調整します。 |
縦隔腫瘍 | 縦隔腫瘍摘出術 | 2~3週 | |
転移性肺腫瘍 | 肺部分切除等 | 2~3週 | |
気胸 | 胸腔鏡下ブラ切除 | 1~7日 | 可能な限り短期間の入院となるよう調整します。 |
膿胸 | 膿胸根治術 | 3~10日 | 病状と全身状態にて判断いたします。 |
形成外科
対象疾患 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
外傷、熱傷 | 創傷処理、植皮術など | 0~14日 | 病状によって決定します。 |
ケロイド、 瘢痕拘縮 |
切除術、瘢痕拘縮形成術など | 1~4週 | |
難治性潰瘍、褥瘡 |
デブリードマン、皮弁作成術、 植皮術など |
1~4週 | 病状によって決定します。 |
顔面骨骨折 | 整復固定術 | 1~3週 | 病状によって決定します。 |
皮膚良性腫瘍 | 皮膚・皮下腫瘍摘出術 | 2~4週 | 病状によって決定します。 |
皮膚悪性腫瘍 | 皮膚悪性腫瘍切除術 | 2~4週 | |
軟部良性腫瘍 | 軟部腫瘍摘出術 | 2~4週 | |
軟部悪性腫瘍 | 軟部悪性腫瘍手術 | 2~4週 | |
先天性疾患 | 疾患による | 2週~ |
個々の患者さんの年齢や病状に よって手術期間は異なります。 |
眼瞼下垂症 | 眼瞼下垂症手術 | 2~4週 | |
陥入爪 | 陥入爪手術 | 2~4週 | |
腋臭症 | 腋臭症手術 | 2~4週 | |
毛巣洞 | 毛巣洞手術 | 2~4週 | 病状によって決定します。 |
足壊疽 | 四肢切断術、四肢関節離断術 | 0~4週 |
緊急の場合は病状に応じた対応 をいたします。 |
循環器内科
対象疾患 | 治療・検査 | 待ち期間 | コメント |
急性心筋梗塞 | 心臓カテーテル治療 | 即日 | |
狭心症心不全等 | 心臓カテーテル検査・治療 | 1~3週 | |
不整脈 | ペースメーカー植込術 | 基本的に緊急入院した患者さんのみ | |
閉塞性動脈硬化症 | カテーテル検査・治療 | 1~3週間 |
腎臓内科
対象疾患 | 治療・検査 | 待ち期間 | コメント |
蛋白尿・血尿 スクローゼ症候群 |
腎生検 | 1週間 | |
慢性腎不全 | シャント手術 | 1週間 |
シャント閉塞で緊急を要する場合は 早めに |
慢性腎不全 | 腹膜透析カテーテル留置 | 1週間 |
呼吸器内科
対象疾患 | 治療・検査 | 待ち期間 | コメント |
胸部異常影 | 気管支鏡検査 | 3日~1週間 | |
肺癌 | 化学治療 | 3日~1週間 |
乳腺科
対象疾患等 | 手術名 | 待ち期間 | コメント |
乳がん |
乳房全切除、 部分切除など |
3~4週 |