診療内容
おもな診療・検査内容
脳腫瘍、脳血管障害、脊椎脊髄疾患、頭部外傷、水頭症、頭痛、など脳神経外科一般。
MRI、CT、シンチグラフィー、PETなどの最新の画像診断が可能です。
- 神経内視鏡手術
- 小児脳神経外科手術
- 脳動脈瘤、脳血行再建術
- 良性脳腫瘍の外科的摘出術
脳血管障害
平成21年度に導入された最新の脳血管撮影装置により、くも膜下出血等の手術成績に良好な成果を上げています。未破裂脳動脈瘤の開頭手術も行っておりますが、整容を意識した治療により術後早期の社会復帰を果たしています。また、当院ではSPECT検査が可能であり、脳虚血病変に対するより正確な評価を行っています。血管内治療も積極的に取り入れており、血管内手術の専門医が治療を担当します。
脳腫瘍・間脳下垂体疾患
脳腫瘍の治療が充実していることも当科の大きな特徴です。ニューロナビゲーター・定位脳手術装置・生理機能検査(術中脳波・MEP・SEP)・術中マッピング・蛍光色素・5-ALA・術中超音波の各種モダリティーを駆使した術中モニタリングにより、脳機能温存を意識した安全な腫瘍摘出術を施行しています。さらに術後療法が必要とされる患者さんに対しては、キメ細かい標準化学療法やエビデンスのある免疫療法を行っています。摘出が困難とされている脳幹部の脳腫瘍に対しても積極的に手術を行っています。整容を意識して手術しておりますので、術後早期の社会復帰が可能です。間脳下垂体疾患に対する神経内視鏡手術は、本邦最大の治療数と成績を持つ手術チームが担当しています。
小児脳神経外科疾患
当院には、小児脳神経外科学会認定医が在籍しており、小児の脳・脊髄疾患に対する外科治療を行っています。特に潜在性二分脊椎は、小児科・新生児科や開業医の先生方と連携し、適切な検査・治療方針を提案し、子供への負担や整容面を考慮した手術を行っています。疾患によっては、当教室の強みである内視鏡を用いて手術を行うことで、良好な手術成績をおさめています。
特殊検査・設備
- 各種誘発電位記録検査
- 定位脳手術フレーム(エレクタ社製)
- ニューロン活動記録検査(リードポイント)
- SPECT検査(放射線科依頼)
認定施設
- 日本脳神経外科学会日本医科大学連携施設
- 日本脳卒中学会認定研修教育病院