無痛分娩のご案内
当院では硬膜外麻酔による無痛分娩を提供しております。
産婦人科医・麻酔科医・助産師が協働し安全な計画無痛分娩を実施できる体制を整えております。
(*)原則的に、入院予定日前に陣痛発来で入院した場合や夜間・休日は無痛分娩を行っておりません。
(*)無痛分娩の予約枠が取れにくい状況になっております。
- 当院の無痛分娩の説明書 (PDF)
- 無痛分娩説明 - YouTube
- 日本医科大学武蔵小杉病院 無痛分娩施設情報一覧 (PDF)
~ 無痛分娩のご希望の方へ ~
- 無痛分娩のご希望の方は外来の初診時にお伝えください。
初産婦の方は、妊娠14週以降に妊婦健診で受付を開始いたします。
経産婦の方は、妊娠12週以降に妊婦健診で受付を開始いたします。 - 妊娠20週~妊娠34週の間にDVDの視聴をしていただき、当院の無痛分娩の説明を行います。
~ 当院での無痛分娩の流れ ~
初産婦の場合は妊娠39週、経産婦の場合は妊娠38週~39週に入院とします。
1日目:子宮頸管の拡張を行います。
2日目:頸管拡張が十分であれば、分娩誘発及び無痛分娩を開始し分娩を目指します。 (詳細は当院のマニュアルを参照とします)
(*)麻酔担当医は分娩時に自力で「いきむ」ことができるように、麻酔薬の投与量を調整いたします。つまり、完全に痛みの消失を目指すのではなく痛みを制御し安全に分娩に至ることを目標とします(具体的には一番痛い時を10点満点として2~3点程度の痛みを目指します)。
~ 分娩中の過ごし方 ~
- 無痛分娩中に嘔吐したときのリスクを考慮して、入院2日目の朝食後からは絶食となります。お水とお茶の飲水は可能ですが、ミルク入りや糖を含むものは避けてください。
- 麻酔開始後は下半身の感覚や動きが鈍くなり転倒のリスクが高くなりますので、分娩室のベッド上で過ごしていただきます。トイレに行くことができなくなるので、必要に応じて導尿(尿道に管を入れて排尿すること)をします。
- 無痛分娩中は、母児の安全性を確保するために、胎児心拍数陣痛図、および生体モニター(血圧、心電図)を装着します。
- 安全のために、妊婦さんが自分で動くことができないため、定期的に分娩室スタッフがベッド上で体位変換を促して、皮膚トラブルや神経障害、児の回旋異常の防止を行います。
~ 無痛分娩の費用について ~
通常の分娩費用に加えて一律15万円(自費診療)がかかります。
無痛分娩の麻酔効果にかかわらず、一律にかかります。仮に無痛分娩の麻酔が延長した場合でも、延長料金はありません。
もし無痛分娩中に帝王切開が選択された場合は帝王切開のための麻酔管理料が発生しますが、帝王切開の麻酔管理料は保険診療の対象となります。
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- 当院の無痛分娩マニュアル (PDF)
- 当院の無痛分娩における副作用マニュアル (PDF)