入院・出産について
当院の妊娠・出産に向けての基本理念
当科では大学病院として伝統的に専門的な不妊症・不育症治療、そして安全な妊娠・出産・産後の支援まで一貫して対応できる高度な施設として実績を挙げています。
当院での妊婦健診と出産について
私達は全てのお母さんの「産む力」を大切にしていきます。
当科は、大学病院としてハイリスクな妊産婦の受け入れはもちろん、低リスクの妊産婦の方々の分娩のサポートも行っています。女性本来が持っている「産む力」を最大限に発揮することができるよう、外来通院時から入院中、退院後まで支援させていただきます。
当院の妊娠・出産のサポートの特色として以下が挙げられます。
- ・多職種連携による合併症妊娠やハイリスク妊産婦の管理
- ・生殖専門外来・不育症外来からの密な支援
- ・専門的な超音波技術と遺伝診療科との連携による出生前検査が可能
- ・麻酔科と密な連携をとった安全な無痛分娩(現在は経産婦に限っております)
- ・万が一の超緊急帝王切開も麻酔科・手術室との連携により10分以内で開始可能
- ・妊娠合併症の産後ケアと専門科との適切な連携
- ・セミオープンネットワークを開設し、通院負担の軽減と緊急時の対応が可能
リンク
・出生前検査について(準備中)
・プレコンセプションケア(準備中)
不妊症でお悩みの方へ
当科は人工授精や体外受精といった生殖医療を行うだけでなく、不妊の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫や、子宮奇形に対する手術療法も数多く行っております。また、不妊治療中の不育症の検査や治療は当科で並行して行うことが出来ます。
そして、当院の専門科での合併症のコントロールを行いながら安全に不妊治療を進めることができ、安心して不妊治療を行うことができるのも大学病院ならではと考えています
繰り返す流産でお悩みの方へ
不育症は妊娠するけれども2回以上の流産を繰り返し診断されます。当院では不育症のカウンセリングを丁寧に行ったうえで原因をスクリーニングし、低用量アスピリン療法、ヘパリン療法、子宮奇形に対する内視鏡治療、免疫グロブリン療法といった高度な治療まで、元気な赤ちゃんを出産できるように、適切な治療につなげています。