乾癬外来
乾癬は、慢性に経過する皮膚の炎症性疾患で、年余にわたって症状が続き難治なため、困っている患者さんがたくさんいらっしゃいます。
乾癬の症状
境目のはっきりとした、赤く少し盛り上がった皮疹で、銀白色のカサカサしたフケのようなものが付着します。好発部位は、頭皮をはじめ肘・膝の出っ張ったところ、腰や仙骨部など摩擦の多いところですが、ときには全身に広がります。互いに融合して大きくなったり、小さな皮疹がたくさん出来たりして慢性に経過します。乾癬はウィルスや細菌による皮膚疾患ではないため、感染することはありません。
乾癬の治療
外用剤(副腎皮質ステロイド、ビタミンD3誘導体や保湿剤など)による治療はもちろんのこと、ビタミンA酸(チガソン®)や免疫抑制剤(ネオーラル®)を使った内服治療、narrow-band UVBやPUVAなどの紫外線療法(右写真の機械)を行っています。また、最近使用できるようになった生物学的製剤(ヒュミラ®、レミケード®、ステラーラ®)についても日本皮膚科学会認定施設になっています。当科では重症な乾癬患者さんに対する生物学的製剤による治療も、適切かつ安全に行えるよう注意しながら、積極的に取り入れています。治りにくい乾癬でお困りの患者さんは是非、ご相談ください。
乾癬外来
月曜日、水曜日、金曜日の午後に乾癬の患者さんを対象に、乾癬外来を行っています。
受診希望の患者さんは、一般外来(毎日平日、午前)を受診していただいてから乾癬外来を予約する形になっています。
光線療法外来
木曜日以外の毎日午後に尋常性乾癬、リンパ腫などの適応疾患に対する紫外線療法を行っており、各疾患に対して良好な治療結果を得られています。
担当医 |
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お問い合わせ
日本医科大学付属病院
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
TEL: 03-3822-2131(代表)
夜間・休日救急外来
TEL: 03-5814-6119
(午後4時00分~翌日午前8時00分・土曜:午後2時00分~翌日 午前8時00分)
※休日(日曜・祝祭日、年末年始(12月30日~1月4日))、創立記念日は24時間対応しております。