腎臓内科


腎臓内科山田部長 当科では開設以来、腎代替療法を導入する前の保存期慢性腎臓病から導入期までの橋渡しと、慢性腎炎症候群の患者様に対する診断と治療を中心として地域医療の一翼を担って参りました。

1,慢性腎臓病
 今や成人人口の8人に1人(1330万人)が罹患しているとも言われ、新たな国民病として最近徐々に存在が認識されるようになりました。夜間何度もトイレに立つ、疲れやすい、体がむくむ、血圧が上昇するなどの自覚症状が出現する頃にはかなり病期が進行しており手遅れになっていることも多い恐ろしい病気です。早期発見、早期治療のためには健康診断の有効利用が重要になってきます。尿検査で蛋白や潜血を指摘された方、血液検査でクレアチニン値の上昇やeGFRの低下を指摘された方はお早めに当科の受診をお勧めします。また既に腎代替療法が必要な状況で来院される患者様には血液透析、腹膜透析、腎移植といった種々の腎代替療法に関する専門知識をお伝えした上で、患者様に合う治療法を選択していただき、それに向けての準備(血管内シャント造設術、腹膜透析カテーテル挿入術、腎移植施設への御紹介)を行っております。

2,慢性腎炎症候群
 腎臓には血液中の老廃物や余分な水分を尿として体外に排出する機能が備わっていますが、そこに炎症が起こると蛋白質や血液といった体にとって大切なものまで尿とともに排泄されるようになります。これが慢性腎炎という病気の正体です。わが国では学校検尿の普及により小学校低学年の段階から蛋白尿や潜血尿などの検尿異常で見つかることが多く、早期発見、早期治療が可能になっています。正確な診断は腎生検という細い針を腎臓に刺し顕微鏡で観察するための標本を採取することで行われます。本学の病理学研究室と連携して診断の精度を高め、正確な情報をもとに治療に当たっております。健康診断で指摘された検尿異常は放置せず、早めに当科を受診されることをお勧めします。

腎臓内科 部長 山田 剛久

初めて当院を受診される患者さまへ

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ご来院される際は、お時間に余裕をもってお越しください。

初診受付時間 午前8時30分~午前11時30分
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    • ※詳しくは「外来診療担当表・スタッフ紹介」ページをご覧ください。

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お問い合わせ

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日本医科大学千葉北総病院

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