診療内容
虚血性心疾患(狭心性・心筋梗塞など)の診断・治療
- 2泊3日冠動脈造影検査
- 血管内超音波・血管内視鏡・光干渉断層法などの冠動脈先端画像診断に基づく適切な治療
- 冠攣縮性狭心性の診断・治療
- 一次・二次予防のための生活習慣指導、薬物療法の適正化
不整脈の最先端治療(心房細動、失神など)
- 心房細動・心房粗動・心房頻拍・発作性上室頻拍・心室頻拍など各種不整脈の診断と治療。薬物療法のほか、カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)を行っております。
- 重症心不全に対する心室再同期療法(CRT)
- 致死性不整脈予防のための植え込み型除細動器治療
心不全・心筋症・弁膜症
心不全の原因となる心筋症や弁膜症の診断、治療を行っています。心不全発作および急性心不全では各種薬物療法のほか、重症例では経皮的人工心肺装置、人工心膜などの補助循環装置による治療、心室再同期療法を行います。また、慢性心不全増悪の予防対策内科的薬物治療、睡眠時呼吸障害の陽圧治療、心筋バイオマーカーによる診断・治療構築なども行っております。
睡眠時無呼吸(SAS)と心血管疾患リンケージの診断と治療構築
SAS専門外来を開設しており、地域医療連携の中で効率的診療を展開
下肢虚血の診断と治療
間欠性跛行を有する閉塞性動脈硬化症、安静時の下肢疼痛や潰瘍を有する重症下肢虚血に対するカテーテル治療(バルーン拡張・ステント留置術)
→跛行症状の改善や下肢潰瘍の治癒、下肢切断の回避
これらの診療実績の背景には、当院心臓血管外科、集中治療部、放射線科、救命救急センターなどの支援と効率的な連携があり、さらに医療連携室を介した地域医療機関との連携強化があります。
診療実績(2021年)
- 冠動脈造影:802件
- 冠動脈カテーテル治療:401例 (そのうち緊急治療が165件)
- 下肢動脈カテーテル治療:78例
- 不整脈のカテーテルアブレーション:329例
外来のご案内
※初診の患者様は紹介状をお持ちの上、午前中(9時00分-11時30分)に受診ください。
※専門外来の初診予約が可能になりました。(予約なしでも受診可能です)
・不整脈新患外来(担当:宮内):月曜午後、金曜午前
・冠疾患新患外来(担当:高野):火曜午前
・冠疾患・下肢動脈疾患新患外来(担当:小林(宜)):月曜午前、木曜午前
・心不全新患外来(担当:浅井(集中治療室部長)):水曜午前
※予約は医療連携室(0476-99-1810)または(0476-99-1111)にご連絡ください。
医学部教育・研究の推進
大学医学部教育(文部科学省特色GP選定)、研修医教育、循環器専門医教育、先駆的臨床研究に精力的に取り組んでいます。特色ある多くの研究成果を欧米の国際学会や、日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本不整脈心電学会などで発表しており、トップジャーナルに多くの論文を発表しております。
お問い合わせ
日本医科大学千葉北総病院
〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715
TEL: 0476-99-1111(代表)