整形外科

整形外科では「運動器」の外傷や病気に対して治療を行います。「運動器」とは、身体運動に関わる骨、軟骨、筋肉、関節、脊髄、末梢神経などの総称です。運動器の外傷や病気には、骨折、打撲、肉離れ、腱断裂、脱臼、捻挫、靭帯損傷、椎間板ヘルニア、脊髄損傷、手根管症候群、骨粗鬆症、関節リウマチ、痛風、軟部腫瘍、骨腫瘍などさまざまなものがあります。

日本では超高齢化社会を迎えたことにより大腿骨頚部骨折や手関節骨折など骨粗鬆症が原因の脆弱性骨折が増加しています。骨折の治療とともに骨粗鬆症に対する十分な治療が必要です。また、超高齢化社会は骨折のみならずがんの骨転移の増加をもたらしています。骨転移の早期診断、早期治療をはかり、骨転移による病的骨折や脊髄麻痺の予防が必要です。

私たちは痛みや不安を抱える患者さんの気持ちを思いやり、熱心に、そして、フットワーク良く対応し、早めの手術、早めのリハビリテーション、早めの社会復帰に取り組んでいます。「尽くす心」で良質な医療を提供し、患者さんの健康を回復し健康寿命を延ばすことに貢献したいと考えています。

整形外科部長 北川泰之