診療内容
脳下垂体の疾患
低身長症、先端巨大症、プロラクチン産生腫瘍、クッシング病、下垂体機能低下症、尿崩症など。
下垂体を専門とする脳神経外科医と連携。
甲状腺の疾患
バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺炎、甲状腺腫瘍など。
内分泌外科医と連携。腫瘍については、正確な超音波下吸引細胞診を行い、診断を確定します。
副甲状腺の疾患
副甲状腺機能亢進症(高カルシウム血症)、副甲状腺機能低下症(低カルシウム血症)など。
カルシウムやリンの代謝異常を診ます。内分泌外科医と連携。
副腎の疾患
原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎腫瘍、アジソン病など。
副腎静脈サンプリングにより正確な診断を行います。腹腔鏡下手術の専門医と連携。
性腺の疾患
男性性腺機能低下症、無月経、ターナー症候群など。泌尿器科、女性診療科との連携。
膵臓の疾患
インスリン産生腫瘍、ガストリン産生腫瘍、グルカゴン産生腫瘍など。
消化器科との連携。
糖尿病
1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病などの診療を行っています。
専門外来として先進的診療である「インスリンポンプ外来」を行い、また糖尿病療養指導士の資格を有する看護師による「療養指導外来」や「フットケア外来」も行うなど、多職種のスタッフによるチーム医療を行っています。
入院診療では、主に糖尿病学習入院を行っています。糖尿病学習入院とは、初めて糖尿病と診断された患者さん、あるいは糖尿病の治療をしていても血糖コントロールがうまくいかない患者さんなどを対象として、糖尿病に対する理解を深め、生活習慣や血糖コントロール等の自己管理について学んでいただくことを目的とした入院です。
以前よりこのような入院に対して、糖尿病教育入院という言葉が使用されておりましたが、医師が患者さんを教育するというイメージを与えてしまう可能性があることから、当科では患者さんが主体的に学ぶという観点から糖尿病学習入院という言葉を使用しています。入院期間は基本的に13日間ですが、患者さんの状態や治療経過により多少前後することがあります。
また、当科では2024年から糖尿病学習入院についてクリニカルパスを導入しました。クリニカルパスとは、入院中の検査や治療等のスケジュールを示した診療計画表のことです。このクリニカルパスを使用することで、患者さんは今後の予定がわかるためより安心して入院生活を送ることができ、医療スタッフもより安全に医療を行うことが出来るというメリットがあります。
高血圧・高脂血症・動脈硬化症
ホルモン異常による高血圧症、家族性高脂血症など。
さまざまな「生活習慣病」による動脈硬化性疾患に対して、循環器内科と連携。