診療内容

診療対象は肺癌を中心とした、悪性胸膜中皮腫、胸腺癌などを含む呼吸器領域悪性腫瘍の患者さんですが、しばしば診断や治療に難渋する原発不明癌の診断治療にも対応しています。胃癌、大腸癌、肝臓癌や乳癌などの固形癌の患者さんについては、当院の消化器外科や乳腺科などと連携を取り、付属病院として専門的な診療をいたします。臨床経験豊富ながん専門内科医(日本がん認定医機構、日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会が認定する専門医、指導医/教育医、臨床試験登録医)が診療に当たります。X線CT検査、MRI検査、PET検査、喀痰細胞診検査、胸水穿刺検査、気管支鏡検査などの内科的検査に加え、外科での胸腔鏡検査や放射線科でのCT下肺生検などにより、腫瘍性疾患の診断を迅速に行います。

当科の特色について

  1. 患者さんおよびご家族に十分なインフォームドコンセントを行い、病名、病気の性質、状態および治療内容について、詳しい説明を行うことを徹底しています。その後、患者さんおよびご家族に十分理解していただき、ご同意を得た上で治療を行います。その後も状況に応じて最善の選択肢を患者さんとよく相談の上、決めていきます。
  2. 化学療法は、初回は入院治療を原則としますが、2コース目以降は患者さんのQOL(生活の質)を重視し、外来化学療法を積極的に導入しています。外来化学療法は、がん専門スタッフの看護師、薬剤師が常勤する化学療法室(全35ベット)で安心して受けられることができます。可能な限りご自宅での生活と治療が両立できるよう常に心がけています。入院治療が必要な場合は、専門性の高いがん診療センターでの治療も可能です。
  3. 治療法は、最新のガイドラインに準ずる標準的化学療法および科学的根拠に基づく分子標的治療剤の治療が基本ですが、オーダーメイド医療部と連携し、個々の患者さんにあった薬剤を選択して行う個別化治療を実践しています。さらに、全国のがん専門病院と連携した臨床試験にも参加しておりますので、新薬や新しい併用化学療法などの研究的治療も受けることが可能です。
  4. 緩和ケア科やがん相談支援センター・ふれあい相談室と連携し、質の高い緩和医療やがんの患者さん・ご家族の皆さまの療養生活上の問題点に対応した情報提供など問題解決の手助けを行う体制を整えております。
  5. 地域の医療機関や関連病院と常に連携を保ち、病状が安定している場合は、地元の医療機関に逆紹介または転院のうえ診療を継続できるよう配慮しています。

お問い合わせ

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日本医科大学付属病院

〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
TEL: 03-3822-2131(代表)

夜間・休日救急外来
TEL: 03-5814-6119
(午後4時00分~翌日午前8時00分・土曜:午後2時00分~翌日 午前8時00分)

※休日(日曜・祝祭日、年末年始(12月30日~1月4日))、創立記念日は24時間対応しております。

私設サイト

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「呼吸器内科学」

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