ホーム>トピックス>【サイバーセキュリティ】千葉県警察との情報交換を行いました。

千葉県警察と連携した日本医科大学千葉北総病院のサイバーセキュリティ強化

千葉県印西市に位置する日本医科大学千葉北総病院では、患者様の安全とプライバシーを守るため、最先端のサイバーセキュリティ対策を強化しています。2024年10月、当院は千葉県警察と協力し、令和6年上半期におけるサイバー空間の脅威情勢を共有しました。この情報交換会は、地域の医療機関としての役割を果たし、セキュリティ対策の強化を図るために開催されました。

●サイバー攻撃に備える医療情報システムの重要性

日本医科大学千葉北総病院は、地域の救急医療拠点として、ドクターヘリ運用や電子カルテシステム(EHR)の安全性を確保することを最優先課題としています。当院のセキュリティ対策は、人命に直結する医療情報の漏洩やシステム停止リスクを最小限に抑えることを目的としています。

・患者さんの医療データ保護
電子カルテシステムに保存される個人情報の漏洩防止は、患者さんのプライバシーを守るために不可欠です。

・救急医療体制の維持
システムの停止が緊急医療の提供に与える影響を最小化する取り組みを継続しています。

地域医療ネットワークとの連携強化
地域全体での医療情報の円滑な共有を可能にし、迅速な対応を支援します。

これらの取り組みは、当院が提供する高度急性期医療を支えるための基盤となっています。

●千葉県警察との連携がもたらすセキュリティ強化

千葉県警察との連携は、サイバー攻撃への迅速な対応を可能にする重要なパートナーシップです。当院の医療情報システム管理者であり、デジタル庁から任命を受けたデジタル推進委員でもある新橋係長が、医療情報学会や会議で情報共有と連携の重要性を提唱しました。今回の会合では、以下の点が議論されました。

・IT-BCP(IT事業継続計画)に基づく対応強化
災害やサイバー攻撃が発生した際にも、診療を継続するための具体的な計画を強化しています。

・サイバーインシデント発生時の対応
初動対応から復旧までの流れを明確化し、被害の最小化を図ります。

・医療情報システムの安全運用
医療情報システムの安全運用のために様々な取り組みを行っています。

●地域医療を支える安全なIT環境の構築

日本医科大学千葉北総病院と千葉県警察の協力は、地域医療機関全体のセキュリティレベル向上に大きく貢献しています。当院は今後も情報共有や訓練を積極的に行い、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しながら、サイバー攻撃への耐性を一層強化してまいります。患者さんの安全と地域社会の安心を支えるため、当院は今後も最善の努力を続けます。