薬剤部

 薬剤部新体制から11年が経過しました。
 当時14名だった薬剤師数は正職員31名、レジデント6名になり、全病棟への配備だけでなく、手術室、感染制御、外来がん指導、妊婦授乳婦、NST、心不全等の医療チームの一員としての役割も定着しています。
 2019年に開始したレジデント制度は7年目を迎え、これまでの修了者17名は全員正職員に採用され、大きな戦力となっています。
 病棟専従薬剤師をあえて配置せず、調剤や製剤、抗がん剤調製も全薬剤師が担当し、ジェネラリストとしての資質を維持できる体制をとっています。担当病棟は3~5年で変更しますが、各自の認定・専門領域には関われるようにすることで、薬剤師としての成長を俯瞰的に認識し、入職5年後には何らかの認定資格を取得できる環境が整っています。
 薬剤師による「妊娠・授乳と薬相談外来」は6年目を迎えますが、その効果で、2023年には5月には「Hale’s Medications & Mothers’ Milk」の 日本語版を当院の薬剤師が中心となり、発刊されました。
 研修施設としての認定は以下の通りです。
・「緩和医療専門薬剤師研修施設」   日本緩和医療薬学会
・「がん診療病院連携研修病院」    日本臨床腫瘍薬学会
・「がん薬物療法認定薬剤師研修施設」 日本病院薬剤師会
 「薬屋のひとりごと」「アンサングシンデレラ」など、薬剤師が主役になるコンテンツが人気となり、薬剤師の印象も変わってきています。薬剤師が立派に仕事をすると、どうなるのか?実は何も起こらないのです。禁忌、注意、用量過多、処方忘れ、投与間隔等を薬剤師が疑義照会し、修正することで副作用等が起こらない➡「医療が適正に進む」、と言うことです。
 病院職員総数1100人、医師200人、看護師700人の中で、薬剤師が生き生きと職能を果たし、輝ける薬剤部であり続けたいです。


2025年4月
薬剤部長 笠原 英城