診療内容
脳神経内科が担当する病気には、次のようなものがあります。
認知症
アルツハイマー型認知症、レヴィ小体型認知症、前頭側頭型認知症など頭部MRI検査や脳血流検査、さらには神経心理検査も行い、正確な早期診断をめざしています。また、ご希望があれば、診断だけでなく、認知症疾患医療センタースタッフ(患者相談・支援窓口)と連絡を取り合いながら、ケア方針や実際に必要な手続きなどについてもアドバイスさせていただきます。
パーキンソン病、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症
パーキンソン病は薬物療法を中心とした外来治療が主ですが、必要に応じて深部電極刺激治療なども考慮します
多発性硬化症や視神経脊髄炎、重症筋無力症、筋炎などの神経免疫性疾患
免疫グロブリン大量静注療法、血漿交換・免疫吸着療法やステロイドホルモンや免疫抑制薬の投与などを積極的に行い、「治す」ことをめざしています。ここ数年で発売された抗補体(C5)モノクローナル抗体、ヒト型抗CD20モノクローナル抗体、抗IL-6レセプターモノクローナル抗体などの新薬も積極的に導入して、後遺症のない未来を皆さんと一緒に目指していきたいと思います。
脳炎・脳症・髄膜炎など神経感染症
意識障害やけいれんを起こすことが多く重症であるため、近隣の医療機関からご紹介いただく事が多い疾患です。全身管理を行い、原因に基づいた治療を行うよう努力しています。血漿交換なども積極的に行っていまいります。
末梢神経・筋疾患
電気生理検査や筋生検・末梢神経生検などを行い、正確な診断に基づいた治療をめざします。
脳卒中
なかでも慢性期の脳梗塞を担当しています。脳梗塞急性期治療は脳神経センター脳神経外科が主に担当しています。
第1、3、5月曜午後
第1、3木曜午後
第1、3、4、5週水曜午後: 日本認知症学会専門医、日本神経学会認定神経内科専門医が担当します。
ご家族のもの忘れが心配という方には、この「もの忘れ外来」(完全予約制)をご利用下さい。かかりつけの先生からの紹介状をいただいて、または当院の医療連携室に連絡をおとりになって予約して下さい。
問診と神経心理検査、予約で行う頭部MRI検査と脳血流SPECT検査(必要に応じてMIBG心筋シンチやダットスキャン、脳脊髄液のAβ、タウ蛋白測定)で正確な診断を行い、治療や対応方針を決定します。なお、現在、疾患修飾薬といわれるアルツハイマー型認知症治療の抗体薬治験は新規では募集しておりません。
お問い合わせ
日本医科大学千葉北総病院
〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715
TEL: 0476-99-1111(代表)