学校法人日本医科大学 アクションプラン21:新病院建設プロジェクト

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より快適に、より便利になります 日本医科大付属病院が新しくなります 2018年1月 2期グランドオープン スペシャルインタビュー 日本医科大学が目指す未来
新病院概要

未来へ続く病院づくり

日本屈指の医療技術と高度先進医療を、
心の通い合うサービスで提供し続けるために。
新病院の目的
アクションプラン21の千駄木地区再開発計画の中で、新病院の建設は最も大きな事業となります。ここ日本医科大学付属病院は明治43年に開院して以来、専門家による高度な医療技術、設備を備え、地域医療に幅広く貢献してきました。しかしながら昭和43年(1968年)に建設された建物は老朽化が進み、日本医科大学の「全ては患者さんのために」という理念を守っていくためには、ハード面での充実は必要不可欠でした。我々は「未来へつづく病院づくり」として新病院の建設に着手いたしました。
新病院のコンセプト
・患者さんの快適さを確保する[現在:1,156床、46,000㎡(39.5㎡/床)→ 新病院(予定)877床、70,841.04㎡(80.8㎡/床)]
・新病院周辺に十分な駐車スペースを持つことで違法駐車を減らし患者さん及び近隣の住民の皆さんの安全を確保する
・広いホスピタルストリートを設け、利用者の方々の利便性を高めると同時に、災害時の救援活動の拠点として活用する
・全ての人が利用しやすいユニバーサルデザインを取り入れ、万人に快適な施設とする
・光と緑を意識した空間設計で、憩いと安らぎを提供する
これらのコンセプトによって、新病院は患者さんの快適さと安全性を高め、全ての人に優しい病院を目指すと同時に、高度情報化対応の最新の医療環境を実現いたします。
平成26年(2014年)には一部機能が新病院にて運用開始しました。これからも、患者さんに「ここに来てよかった」と思って頂ける病院を目指してまいります。

スケジュール(予定)

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病院内部イメージ図

  • SICU
  • エントランス
  • ラウンジ
  • 待合
  • キッズスペース
  • 4床室
  • EVホール
  • CCM
  • ホスピタルストリート

新病院の建物概要

  旧本館 新病院(予定)
構造 耐震構造 免震構造(中間階)
階数 地下2階 地上8階 地下5階 地上10階
床面積 約30000㎡ 約60000㎡
病床数 686床 612床
1床あたりの床面積 約45㎡/床 約80㎡/床
重症病室 ICU: 17床(東館)

CCM: 41床(東館)
S-ICU: 20床
S-HCU: 16床
CCM: 60床
手術室 15室(東館) 22床
連絡通路 地上のみの1本 地上及び地下の2本
エレベーター 6台(本館)+6台(東館) 23台(駐車場棟含む)
駐車場 本館敷地内に無し 177台
*上記予定に東館は含まれません。
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上記、新病院に関する内容は2018年1月時点のものです。今後予定が変更される可能性もありますので何卒ご了承下さい。

アクションプラン21について
アクションプラン21の経緯
日本医科大学は明治9年(1876年)に長谷川泰により設立された「済生学舎」を前身とし、明治43年(1910年)千駄木地区に移転と同時に付属病院を開院して以来、この地で医学者の育成、医学の発展に力を注ぎ続けてまいりました。 日本の近代化と共に歩み続けた長い歴史の中で、大学、付属病院の関連施設は老朽化が進み、大学棟は昭和46年(1971年)、付属病院は東館を除き昭和43年(1968年)に建設を終えた建物を利用してきております。 このような状況の中、創立以来、世界トップレベルの評価を受け続けてきた教育、研究、診療を今後も維持し、未来へつながる医療、医療人を創っていくためには、建物、設備の再開発が必要不可欠であるとの判断に至りました。 そこで平成18年(2006年)に創立130年を迎えた節目に、千駄木地区再開発事業計画として、学校法人日本医科大学アクションプラン21を策定いたしました。
アクションプラン21の骨子
新しい医療、医療人の創出のため、大学、付属病院の再開発を行う際に、最大限の機能充実を図ると同時に、施設の取り壊しなどによって現在行われている教育、研究、診療を損なう事があってはならないと考えました。そこで、我々はアクションプラン21推進委員会を平成16年4月(2004年)に立ちあげ、次の5つのプロジェクト委員会を設置いたしました。
1.日本医科大学再開発プロジェクト
2.日本医科大学付属病院再開発プロジェクト
3.中央検査部門のありかたプロジェクト
4.資金計画プロジェクト
5.日本医科大学付属4病院経営強化プロジェクト
これら5つのプロジェクト委員会での詳細な検討、十分な議論を重ね、再開発の基本計画骨子を決定いたしました。
ここにその骨子をご紹介いたします。
・教育、診療、研究に影響を与えない建て替え計画とすること。
・診療部門の充実を図ると共に、患者さんが快適で安心できる医療環境を整備すること。
・教育、診療、研究をゾーン分けし、機能分化を明確にすること。
・各建物においては出来るだけ空間と緑を確保し、憩いの場を提供することによって全ての人に優しい施設にすること。
・将来の日本医科大学を支える人材育成のため、十分な敷地と最新鋭の施設で教育、研究ができる環境を創ること。
・駐車スペースを十分に増やし、路上駐車を減らすことで近隣の住民の皆さま、患者さんの安全を確保すること。
・地元住民の皆さまへ、大学および病院施設を開放していくこと。
・救急医療の歴史と経験を生かし、災害拠点病院としての機能の充実を図ること。
アクションプラン21のスケジュールと進捗
未来へ続く日本医科大学を見据えた「患者さん本位の病院」「将来を担う医療人の育成」「新しい医療の創生」「近隣住民の皆さまとの共生」を基本理念とした前述の再開発計画骨子から、我々は再開発スケジュールを大きく次の流れで行っていくことを決定いたしました。
① 日本医科大学健診医療センターの開設
② 日本医科大学医学部(教育棟)、日本医科大学大学院(大学院棟)の建設
③ 職員宿舎(根津寮)の解体と新職員宿舎(カーサ・アゼリア)の建設
④ 付属病院第1期工事
⑤ 付属病院第2期工事
⑥ 付属病院第3期工事
現在、上記の①~④は既に完了しております。平成18年(2006年)より運営を開始した日本医科大学健診医療センターは、乳がんをはじめ、がんの早期発見に威力を発揮する最新鋭のPET装置を導入し、日本医科大学の放射線科専門医が診断にあたっており、開設以来非常に好評を頂いております。また病巣発見時には、日本医科大学の専門診療科との連携体制で治療を行っております。
教育棟と大学院棟は平成19年(2007年)に建設が完了し、最先端の教育と研究を行う場として活用されております。学生が2年次以降を過ごす教育棟は、勉学と人間形成を重視し、最新のIT設備を備えると同時にゆとりある空間を確保しております。大学院棟は、最新の機器、施設を備えており、日本医科大学で進められている世界レベルの研究の大きな推進力となっております。
開発計画の最後である付属病院の建設工事につきましては、第1期工事を平成23年(2011年)に開始され、平成26年(2014年)に外来を中心とした一部病院機能を新病院においてスタートいたしました。また病棟や周辺整備などの第2期、第3期工事は平成33年(2021年)年末※の完成を予定しており、それによって千駄木地区の再開発は完了いたします。
※第3期工事の完了時期については、東京オリンピックによる建設需要の増加、人手不足による熟練工確保困難等の社会情勢変化の影響を検討し、当初予定より延伸しております。
アクションプラン21によって実現する未来
学校法人日本医科大学アクションプラン21千駄木地区再開発事業計画は、日本医科大学創立以来、例をみないほどの大きな事業です。しかしながら、変化する社会情勢、医療の革新に対応するためには、今この時期を逸してはなしえない必要かつ不可欠な改革であると考えております。新しい時代の医学、医療を創出し、最先端の教育・研究・診療活動を通じて、広く社会に貢献し、患者さん本位の病院診療を行うと同時に、地域社会のニーズに応えていくこと、それこそが我々が希望する日本医科大学の未来です。
「ひとつの理想」の実現にむけ、皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。
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