近隣マンション住民へのPUSHコースを実施いたしました
1.開催の経緯
本コースは病院周辺の住民に対して蘇生講習を行うことで、心肺蘇生処置の普及と地域への貢献を目的として計画され、マンション内の理事・防災委員の方々の協力を頂き、実施させていただきました。
2.実施概要
実施日時 2023年11月5日(日) 10時00分 ~ 11時30分
場所 リエトコート武蔵小杉ザ・クラッシィタワー
参加人数 27名
(小学校低学年の方から70代の方まで幅広く参加いただきました)
指導スタッフ 吉野雄大(コース責任医師)
宮上和也(救急救命士)、萩原鈴香(救急救命士)
井上潤一(武蔵小杉病院 副院長、救命救急科 部長)
3. 当日の会場の様子
4.マンション側からの反応
参加者から、小児の場合の方法や自宅で復習するにはどうしたらよいか?など活発に質問していただき、現場での実体験をもとにお話しさせていただきました。またAEDデモ機や心肺蘇生用の人形に実際に触れて操作したいという希望者も多く、積極的にご参加いただきました。
<当院と連絡を取っていただいていた防災委員の方から終了後に頂いたメール>
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本日はpushコースの開催、大変有難うございました。
準備からご尽力いただき、感謝いたします。
AED受講経験者からも、1番わかり易かったとの感想を複数頂いています。
私共のマンションでも、より広められる様に定期的な開催を出来ればと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。
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5.総括
今回、初めて病院外でPUSHコースを開催し、心肺蘇生の普及と地域貢献という2つの目標を達成することができた。院内で行うコース受の講者と異なり、小学生から70代という幅広い年齢層の非医療従事者に対して指導するという貴重な経験であった。PUSHコースはどの年代にもわかりやすく、心肺蘇生の練習が十分身につくまで練習することができるという特性に助けられ、どの受講生も十分な理解が得られたと思われた。
今後も院内での開催とともに院外で定期的に開催し、日本医大武蔵小杉病院としての地域貢献の一環としてPUSHコースによる蘇生教育を続けていきたい。
作成者:救命救急科 吉野雄大
医療安全管理部 本山純子