理事長あいさつ
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理事長就任にあたって
学校法人日本医科大学 理事長汲田 伸一郎 -
この度、本年4月13日より理事長職を拝命いたしました。150周年を迎える伝統ある学校法人日本医科大学のさらなる発展のため、誠心誠意、力を尽くす所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
日本医科大学は1876年に済生学舎として創設された我が国最古の私立医科大学であり、同一法人の日本獣医生命科学大学も日本初の私立獣医学校です。日本医科大学の建学の精神は「済生救民(貧しくしてその上、病気で苦しんでいる人々を救うのが、医師の最も大切な道であるということ)」で、学是は、「克己殉公(我が身を捨てて、広く人々のために尽くすこと)」であり、これまでに1万人を超える医師、医学者を輩出してきました。まだ記憶に新しい新型コロナウイルス(COVID-19)感染症への対応に際しても、当初は治療法が確立されておらず自らの感染の危険性もある中で、付属4病院の医師、看護師をはじめとする全職員が一丸となり、入院治療に努めました。その結果、付属4病院で入院対応を行ったCOVID-19重症感染症例数は、我が国の私立医科大学病院の中でも最多であり、まさに「済生救民」「克己殉公」を実践したものと大変誇りに感じております。
医療と教育の現場は、少子高齢化、医療材料費・水道光熱費の高騰、人件費の増加などにより大変厳しい時代を迎えておりますが、全学を挙げて効率的な改革を推し進めることにより、地域医療機関としての質の高い医療提供はもとより、次世代のための医療人育成にもさらなる充実を図ってまいります。
2026年4月には、武蔵小杉キャンパスに新たに医療健康科学部看護学科を設立予定で、地域に密着した最先端の環境での看護実習・臨床研究が可能になります。また2026年6月には、東京駅八重洲口前のTOFROM YAESU TOWER内に日本医科大学八重洲健診ステーションを開設予定です。ここでは高精度の人間ドックを行い、付属病院と密に連携した予防医療の中核拠点を目指します。
これからも時代に即した改革を推し進め、地域の皆様から信頼され、誇りに思える「日本医科大学」を目指し、社会に貢献していく所存でございますので、皆様よりのご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
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