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[老人病研究所公開セミナー] SHRSPにおけるスタチンおよびCa拮抗薬の脳卒中予防効果の検討

<演者> 病理部門 村賀 香名子 先生
<日時> 2012. 7. 26(木) 15:00~16:00
<場所> 武蔵小杉病院C館1F 第1・第2 会議室
<要旨> 脳卒中は、死亡率第3位、65歳以上の寝たきり者の原因では第1位を占め、その発症予防は大変重要である。
脳卒中の原因は、高血圧・脂質代謝異常・糖尿病等と多岐に渡る。各々の疾患に対して治療薬が既に多く提供されているが、それらは単に降圧作用、脂質低下作用といった主作用だけでなく、血管内皮保護作用など多面的作用を持ち合わせている。
その多面的作用を反映する1つとして、脳卒中易発性高血圧自然発症ラット(SHRSP)にアトルバスタチンを経口的に長期投与すると血清脂質に影響を及ぼすことなく、脳卒中発症や脳卒中死までの期間を延長させることが報告されている。
今回は、降圧剤のアムロジピンと高脂血症剤のアトルバスタチンの併用により、脳卒中予防における有用性を検討する。