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[老人病研究所公開セミナー] 成長ホルモンが小胞体ストレス応答に与える影響についての検討

<演題> 成長ホルモンが小胞体ストレス応答に与える影響についての検討
<演者> 老人病研究所・疫学部門 中田 朋子先生
<日時> 2011.11.24(木) 15:00~16:00
<場所> 武蔵小杉病院C館1F 第1・第2 会議室
<要旨>
小胞体内の膜タンパクや分泌タンパクのミスフォールディングや過剰生産は小胞体ストレスとして感知され、小胞体ストレス応答(UPR)と呼ばれる一連の反応を引き起こす。X-box binding protein 1 (XBP1)は小胞体ストレスにより活性化され、小胞体シャペロンや異常タンパク分解因子等の発現を誘導し、小胞体ストレスの解消に重要な役割を果たす転写因子である。我々は成長ホルモン(GH)投与によってラット肝においてXbp1mRNAのレベルが容量依存性、一過性に増加することを見いだした。今回、Xbp1 mRNAの発現機構およびUPRで働く他のタンパク質に対するGHの効果を調べたので、その結果について報告する。