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【公開セミナー】血漿microRNA発現による骨折治癒遅延の新しい分子治療の確立と発症機序

<演題> 血漿microRNA発現による骨折治癒遅延の新しい分子治療の確立と発症機序
<演者> 救命救急センター 原義明 先生
<日時> 2010年11月25日(木曜日)15:00~16:00
<場所> 武蔵小杉病院C館1F 第 1・第 2 会議室
<要旨>
骨折の癒合遷延は患者の病悩期を長くし、社会復帰を阻む問題となります。骨折治癒遅延の早期の診断と治療は合併症を防ぎ、骨折患者の臨床経過改善が期待できます。TGF-β1とBMP-2は骨再生時、促進的に働く機能的サイトカインとして知られており、その低値が骨癒合遷延と関連していることが示されています。私たちはTGF-β1とBMP-2の両方を標的として抑制する特異的なmicroRNAを同定し、それを制御することで骨癒合遷延の治療効果が高まるとの仮説で研究を行っています。