リハビリテーション科臨床教授 李 卿医師が2021年度日本衛生学会学会賞を受賞しました。

2022年3月21日～ 23日に開催された第92回日本衛生学会学術総会においてリハビリテーション科臨床教授 李 卿医師が2021年度日本衛生学会学会賞を受賞しました。

日本衛生学会は1929年に日本聯合衛生学会として発足し、1930年に日本医学会の分科会となり、1949年に現在の日本衛生学会と改名され、日本の衛生学の中心となる学術団体です。日本衛生学会学会賞は、永年に亘る真摯な研鑚により優れた研究業績を挙げ、学会の学術的発展・充実に貢献の著しい会員を顕彰することにより、我が国の衛生学領域の学術水準の向上・強化を図ることを目的として設けられました。
今回の受賞研究は「森林環境（森林浴）の健康増進及び疾病予防効果に関する研究-「森林医学」の確立を目指す-」です。2004年から様々な研究助成を受けて始めた森林医学研究では多数の英文論文を発表し、欧米でForest Medicine、Shinrin-Yoku、Forest Bathingなどの著書を出版したこと及び森林医学研究会代表世話人として学会と社会への貢献などが学会に高く評価され受賞となりました。この受賞によって日本医科大学で発祥した「森林医学」は新しい予防医学として日本衛生学会に認められたと言え、重要な意味を持っています。