日本医科大学大学案内2026
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❶❷❸❶❷❸7❶理工学部の方と研究進□についてミーティング/❷腎糸球体メサンギウム自動解析ツール/❸日本病理学会総会でのポスター発表❶NIHのScientific DirectorであるDr. Richard Childs(左)と/❷2025年自然免疫学国際学会で発表後、Dr. David Allan(右)と/❸Dr. Childsから功績が認められて賞与されたコイン画像解析の分野が注目されていることを実感しました。 GPA上位者特別プログラムによって、遠方の学会にもいつでも参加できることは大きな恩恵です。将来はAIと病理学の橋渡しができる人材になりたいと考えます。e-LearningとGPA上位者特別プログラムを活用することで、様々な経験を積むことができます。留学を通じて自我同一性の確立と多様な他者を理解する重要性に気づいた経験は、人生の多くの局面で新たな視点をもたらしてくれると信じています。 中学・高校時代から研究に取り組んできてその楽しさを強く感じ、大学では解析人体病理学教室で研究を続けています。  A I 病 理 研 究のグループに所 属し、腎臓の糸球体をAIにより自動的に検出し解析するツールの開発を手がけています。糸球体は特定の病気で形態が変化するため、この解析にAIを利用することで、自動的かつ網羅的に無料で行えることを目指しています。日本病理学会総会での発表では優秀賞をいただき、AI・ 3年次の夏休みにGPA上位者特別プログラムを利用して留学期間を延長し、9月末までNIH(米国国立衛生研究所)で研究を行いました。 留学中は研究室内外での交流を通じ、文化的な差異を体感しましたが、それは却って自身の自我同一性の立脚と多彩な他者観の獲得に結実しました。留学中の講義は帰国後にe-Learningによって疑問点の解消や復習を効率的に行い、短期間に集中して受講しました。医学の学修に忙殺されることの多い医学部でも、プログラム適用の学生医学部 医学科4年 宮川諒プログラム適用の学生医学部 医学科5年 井澤理咲◉すでに、こんな先輩たちが「GPA上位者特別プログラム制度」を利用しています顕微鏡標本解析ツールの開発を通じて得たスキルでAIと病理学の橋渡しができる研究者を目指したい夏休みの研究留学を秋まで延長して帰国後にe-Learningで集中学習しましたメッセージ動画HPで公開中!

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