日本医科大学大学案内2026
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HOSPITAL TOPICS57 2020年に千葉県の委託を受けて認知症疾患医療センターが設置され、同年秋には医療ロボット「ダビンチX」を導入してロボット支援手術を開始しました。2023年には県内大学附属病院初の2台体制で「低侵襲ロボット手術センター」を開設し、約900件の手術を実施しています。2024年5月からはPET-CTを導入し、がんの早期発見とアルツハイマー病のアミロイドPET検査を開始。検査結果に基づく新しい点滴治療薬も提供しており、これらの最新医療技術により、開院30周年を迎えた千葉北総病院は、救命救急やがん診療、災害医療の実績に加え、さらなる安全で質の高い医療の提供を目指しています。日本医科大学千葉北総病院の医師も撮影に協力ドラマ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜」のロケは、日本医科大学千葉北総病院で行われました。ドラマ内では「翔陽大学附属北部病院」として登場します。千葉北総病院は日本で初めてドクターヘリを本格運用した病院であることから撮影地として選ばれたといわれています。撮影では、日本医科大学千葉北総病院の医師や看護師も医療監修などで協力しました。ドクターヘリの運行や救命医療センターの様子などのリアルな描写が可能となり、視聴者から高い評価を受けることにつながりました。日本医科大学の4番目の病院として千葉県印旛医療圏の「地域中核大学病院機能」を基盤に「高度急性期医療」を展開しています。また、ドクターヘリ事業、ロボット支援手術やPET-CTの導入など千葉県の医療をリードしています。 千葉北総病院は、1994年に開設され開院30周年を迎えました。千葉県印旛医療圏の「地域中核大学病院機能」を基盤に、わが国随一の歴史と実績を誇るドクターヘリを最大活用した「救命救急」、「脳卒中救急」、「循環器救急」などの「高度急性期医療」を展開しています。2001年に全国に先駆けて「ドクターヘリ医療」を導入し、年間1000例以上の患者を搬送・治療しています。また、当院は千葉県の「基幹災害拠点病院」に指定されており、毎年「首都直下型地震」などを想定して、大規模災害訓練を実施しています。各地で地震や自然災害が頻発している昨今、救命救急センター・DMATを機軸に災害医療や非常事態に備え、随時対応しています。さらに、2015年には「がん診療連携拠点病院」に認定され、手術療法、各種抗がん薬による化学療法、放射線療法などに優れた治療実績を蓄積してきました。2023年、低侵襲ロボット手術センター開設千葉 県 の 医療を牽引する基幹病院「コード・ブルー」のロケ地に選ばれたのは日本で初めてドクターヘリを本格運用したことからHOSPITAL DATA◎病床数574床 ◎構造/耐震構造(鉄筋コンクリート造) ◎階数・床面積/地下1階 地上7階・約60,000㎡ ◎重症病室/CCM4:14床、ICU:12床、HCU:12床、SCU:12床 ◎手術室/12床 ◎エレベーター/15台 ◎駐車場/1430台 ◎所在地/〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715 TEL. 0476-99-1111(代) ◎URL/https://www.nms.ac.jp/hokuso-h/日本医科大学千葉北総病院EDUCATIONAL ENVIRONMENT

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