日本医科大学大学案内2026
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◎4年制・博士課程40専修医のまま大学院に進学可能清家正博グローバル化・高度化を続ける医療・医学研究に従事する医学研究者のために、設備・研究の双方から重点的整備を続け、高い研究能力及びその基盤となる豊かな学識と社会的見識を養成しています。医学部卒業研究分野・医学専攻3領域臨床医学と基礎医学の融合が拓く未来医療高い研究意欲に応え医療の多様化、グローバル化をけん引機能形態解析医学生体制御再生医学 臨床医には、専門的な知識と経験が必要ですが、基礎医学の素養も欠かせません。診療の現場で生じるさまざまな疑問を解決するために、基礎研究の知見を臨床に生かすことが重要です。そのため、大学院に進学して基礎医学の研究に取り組むことが有益です。この経験は臨床にもフィードバックされ、臨床医としての能力の向上に大きく寄与します。さらに、基礎医学研究の世界に強く惹かれたら、その分野で活躍するのも一つの選択肢です。加えて、海外の研究施設でキャリアを積む際にも、博士号を持つことで選択肢が広がります。私自身も国内外で基礎研究を経験し、その経験が現在の臨床医としての活動に役立っています。  日本医科大学大学院は、「愛と研究心を有する質の高い医師と医学者を養成する」という教育理念のもと、臨床と研究を両立する優れた医科学者健康社会予防医学を輩出してきました。研究に専念できる環境を整えるため、学費をはじめとした経済的負担の軽減にも配慮しています。ティーチングアシスタントなどの制度や「社会人選抜コース」もあります。2023年度より秋入学を導入し、門戸を広げています。日本医科大学には世界をリードする教員が在籍しており、研究設備も充実しています。さらに、東京理科大学や早 稲田大 学などとの共同研 究も進んでいます 。2017年からは「多様なニーズに対応するがん専門医療人材育成コース」、2022年からは「AI・データサイエンスコース」を設置し、新しい医療の開発に貢献できる人材を育成しています。また、スタンフォード大学やサウスサンプトン大学など海外の大学とも提携しており、海外留学の支援体制も整っています。皆さんも医学部を修了したあかつきには、ぜひ大学院進学を検討ください。◉呼吸器・腫瘍内科学◉臨床放射線医学◉皮膚粘膜病態学◉頭頸部・感覚器科学◉女性生殖発達病態学◉臨床検査医学◉分子解剖学◉生体統御科学◉解析人体病理学◉細胞生物学◉分子細胞構造学◉循環器内科学◉血液内科学◉消化器内科学◉内分泌代謝・腎臓内科学Masahiro Seike◉男性生殖器・泌尿器科学◉解剖学・神経生物学◉感覚情報科学◉生体機能制御学◉遺伝子制御学◉神経内科学◉消化器外科学◉乳腺外科学◉内分泌外科学◉呼吸器外科学◉心臓血管外科学◉脳神経外科学◉整形外科学◉分子遺伝医学◉眼科学◉救急医学◉□痛制御麻酔科学◉形成再建再生医学◉統御機構 診断病理学◉代謝・栄養学◉薬理学◉微生物学・免疫学◉衛生学公衆衛生学◉法医学◉医療管理学◉分子生物学◉精神・行動医学◉アレルギー膠原病内科学◉小児・思春期医学◉総合医療・健康科学◉リハビリテーション学臨床研修(初期)・卒後2年大学院医学研究科・4年制専門研修(後期)・2年〜5年間大学院医学研究科長1992年日本医科大学医学部卒業。2001年国立がんセンター研究所 病理部 リサーチレジデント。2002年日本医科大学大学院卒業。2003年日本医科大学第4内科。2005年〜2007年NIH/NCI留学。2011年日本医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学分野 准教授。2017年 日本医科大学医学部(呼吸器内科学)教授。2022年日本医科大学大学院医学研究科呼吸器・腫瘍内科学分野 大学院教授、2025年4月〜現職。臨床研修(初期)修了後、専門研修(後期)を行いながら、大学院生(社会人選抜)として大学院に進学することも可能です。大学院 医学研究科

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