Nippon Medical School Brochure 2025
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55 医学教育センターは、本学の教育理念である「愛と研究心を有する質の高い医師と医学者の育成」を達成するため、学生選抜から卒前教育、さらには卒後教育を含めた生涯教育を包括的に統括し、効果的な医学教育を展開することを目的として設置されました。センターは三つの部門から構成されています。 「医学教育研究開発部門」は、医学教育学の研究と教育手法や教材の開発を行っており、学内教育、ICTを活用したe-Learningの実施、環境整備及び研究を実施しています。「医学教育支援部門」は、主に卒後教育を担当し、クリニカル・シミュレーション・ラボを管理・運営しています。ラボには様々なシミュレーターを用意し、技術修得の支援を行っています。「個別化教育推進部門」は、学修者個人のニーズに即して適切な学修指導や対策を支援しています。 近年の大学教育は、能動的学修­アクティブラーニングへの転換や、卒業時に必要なアウトカムに向けての教育の実践が求められています。医学教育センターでは、日々進化する医学教育に対して、様々な学修支援と教育にかかわる研究、開発、企画、運営を行っています。実験動物管理室医学の発展に必要な疾患モデル動物導入や最先端のinvivoイメージング解析にも対応した高度な飼育管理環境を整備し、正しい科学性と倫理性に基づいた研究を行うための安全性や動物福祉へのコンプライアンスに適合した施設として本学における教育・研究を支援しています。磁気共鳴分析室磁気共鳴分析室では、生物試料を対象としたNMR技術の研究開発を行っています。当室の特色として、新しい分析手法である「NMRモード解析法」を血清検査に応用する臨床研究が挙げられます。また組織等の非破壊的測定ができる「FGMAS」機能も実装され、新しい病態評価法の開発も期待されています。臨床系研究室次世代シーケンサーを含む各種分子生物学実験装置、病理組織標本作製装置、細胞培養関連装置などが設置されています。また大型オートクレーブを備えた洗浄滅菌設備を有し、多くの利用者の研究をサポートしています。分子解析研究室核酸やタンパク質といった分子の解析機器を備えています。具体的には、分離・精製用の超遠心機、タンパク質・代謝物の解析用の質量分析器、検出に用いる吸光度測定機器やイメージャー、核酸を増幅・定量するためのサーマルサイクラーのほか、次世代シーケンサーを保有しています。細胞解析室フローサイトメーターは1細胞レベルで細胞の特性を解析する機器です。目的の分子を発現する細胞を同定し解析するセルアナライザーが3機、それらの細胞を分取するセルソーターが2機設置されており、各々の機器の特性を活かして実験動物や臨床検体の解析に貢献しています。千葉北総病院研究室千葉北総病院研究室は、核酸や蛋白、細胞培養、病理、P2、動物実験室から構成され、細胞培養や動物実験、フローサイトメトリー、リアルタイムPCR、病理組織研究を行うことができます。ディープフリーザー、オートクレーブ、遠心機等の装置を随時刷新し、利用者の研究をサポートしています。医学教育センター共同研究施設形態解析研究室電子顕微鏡をはじめ、最新の共焦点レーザー顕微鏡、レーザーマイクロダイセクション、バーチャルスライド装置など特殊な顕微鏡を整備しています。生きた組織を超高解像度で観察できるバイオイメージングや分子生物学的解析を提供し、学内の様々な医学研究・教育に貢献しています。EDUCATIONAL ENVIRONMENT

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