Nippon Medical School Brochure 2025
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臨床研修(初期)修了後、専門研修(後期)を行いながら、大学院生(社会人選抜)として大学院に進学することも可能です。38グローバル化・高度化を続ける医療・医学研究に従事する医学研究者のために、設備・研究の双方から重点的整備を続け、高い研究能力及びその基盤となる豊かな学識と社会的見識を養成しています。専修医のまま大学院に進学可能 近年、医療は複雑化し、また社会から医療に向けてのニーズは多様化しています。また、AIやデータサイエンスの発達などにより今後医療や研究はどうあるべきかが問われています。そのようななかでは、確かな知識と技術、さらに柔軟な発想がなければ、医療や医学研究は進歩しません。併せて確固とした信念と倫理観、コンプライアンスを持つことが重要です。 日本医科大学は、「愛と研究心を有する質の高い医師と医学者を養成する」という教育理念のとおり、伝統的に臨床と研究を両立している先輩医師が多く、優れた医科学者を輩出してきました。未知の領域に挑み、解決し、病に苦しむ人たちを救うという研究心が本学では培われます。そのために臨床医学と基礎医学(基礎研究)分野が相互に協力し合い、有機的で活発な共同研究プロジェクトが数多く進行し、さらに東京理科大学や早稲田大学、日本獣医生命科学大学などとの共同研究も進んでいます。 このような分野横断的な研究を推進するためには、柔軟な発想と体系的な幅広い知識をつけることが重要です。2016年からは当大学院は教育課程を一新し、医師として勤務しながらでも、充実した知識をつけられる教育システム(社会人選抜コース)、また2017年からは「多様なニーズに対応するがん専門医療人材育成コース」、2022年からは「AI・データサイエンスコース」も設けています。さらに2023年度より秋入学を導入し、門戸を広げています。 医学部でしっかりした医学知識をつけた後に、さらに飛躍し、新しい医療を開発できるような資質、社会に信頼される医療人を育成するために、学部と密に連携したシームレスで充実した教育システムを整備していきます。ぜひ一緒に明日の医療をつくっていきましょう。◉呼吸器内科学◉臨床放射線医学◉皮膚粘膜病態学◉頭頸部・感覚器科学◉女性生殖発達病態学◉臨床検査医学生体制御再生医学◉男性生殖器・泌尿器科学◉解剖学・神経生物学◉感覚情報科学◉生体機能制御学◉遺伝子制御学◉神経内科学◉消化器外科学◉乳腺外科学◉内分泌外科学◉呼吸器外科学◉心臓血管外科学◉脳神経外科学◉整形外科学◉分子遺伝医学◉眼科学◉救急医学◉■痛制御麻酔科学◉形成再建再生医学健康社会予防医学◉統御機構 診断病理学◉代謝・栄養学◉薬理学◉微生物学・免疫学◉衛生学公衆衛生学◉法医学◉医療管理学◉分子生物学◉精神・行動医学◉アレルギー膠原病内科学◉小児・思春期医学◉総合医療・健康科学◉リハビリテーション学大学院医学研究科長Masataka Kuwana1988年慶應義塾大学医学部卒業。1992年慶應義塾大学大学院医学研究科修了。1993年〜1996年米国Pittsburgh大学リウマチ・臨床免疫学。1996年〜2014年慶應義塾大学リウマチ内科講師・准教授。2014年〜日本医科大学アレルギー膠原病内科学分野大学院教授、2023年4月〜現職。高い研究意欲に応え医療の多様化、グローバル化をけん引◎4年制・博士課程柔軟な発想で、未知の領域に挑む資質を育成する大学院 医学研究科研究分野・医学専攻3領域機能形態解析医学◉分子解剖学◉生体統御科学◉解析人体病理学◉細胞生物学◉分子細胞構造学◉循環器内科学◉血液内科学◉消化器内科学◉内分泌代謝・腎臓内科学医学部卒業桑名 正隆臨床研修(初期)・卒後2年大学院医学研究科・4年制専門研修(後期)・2年〜5年間

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